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塾長 ブログ

英検ライティングの字数制限

2025/4/20

    英検協会は、ライティング(英文要約)が課される英検1級~英検準2級プラスの問題指示文の変更を公示しました。
    具体的には、
    〈変更前[2級]〉
    ●以下の英文を読んで、その内容を英語で要約し、解答欄に記入しなさい。
    ●語数の目安は45語から55語です。
    〈変更後[2級]〉
    ●以下の英文を読んで、その内容を45語から55語の英語で要約し、解答欄に記入しなさい。

    変更点は、〈目安:45語~55語〉→〈45語~55語で〉と字数の枠組みを守ることが「遵守基準」として明示された点です。
    英検の採点基準フレームの中では、この語数指定は重要な位置づけになっていると推量されます。ただの「基準」ではなく、『(厳守すべき)絶対基準』くらいに捉えておく方が賢明です。具体的には、「字数超過や字数不足」の場合、2~3箇所の文法的な間違いによる減点よりも、減点程度はおそらく大きいと思われます。
    一方、ライティング(英作文:意見論述)では、「語数の目安は80語~100語」との表記が維持されるようですが、こちらの場合も、「絶対にこの枠内の字数で書かないといけない」と考えるべきです。英検協会は採点基準を明らかにしていませんが、結果は、CSEスコアに明確に反映されます。

    英検3級~5級で問われる文法事項

    2025/4/16

      英検取得に必要な要素はいくつもありますが、今回は英検3級~5級で問われる文法事項をまとめておきます。

      英検5級
      be動詞・現在形[am/are/is]、一般動詞・現在形、現在進行形、疑問詞[Whose, Where, When, What, Which, How]を使った疑問文とその答え方、頻度を表す副詞、Which+名詞・What+名詞・How+形容詞、助動詞can

      英検4級
      〈英検5級学習事項に加え〉be動詞・一般動詞の過去形、過去進行形、未来[be going to/will]、助動詞[can., could, may, must, have to]、不定詞[名詞・形容詞・副詞の各用法]、動名詞、原級比較・比較級・最上級、There is[are]構文、SVOO文型、接続詞[等位接続詞+,so, because, before, after, if]

      英検3級
      〈英検5級・4級学習事項に加え〉現在完了、受動態、分詞の形容詞的用法、関係代名詞、間接疑問文・付加疑問文

      英語の学習は、既出の学習事項が何度も出て来る「積み上げ型」の構成になります。「あれ~、これ何だっけ?」と思った時にちゃんと振り返って復習・補充することが大切です。「わからない」を放置しない!

      あなたと私のケミストリー

      2025/4/13

        chemistryとは一般に「化学」のことを表します。
        [ロングマン]では、
        the science that is conecerned with studying the structure of substances and the way that they change or combine with each otherと定義し、「物質の構造を研究したり、物質が変化あるいは互いに結びつく方法を研究することに係る科学」を意味します。
        また、もう一つの定義として、if there is chemistry between two people, they like each other and find each other attractiveを例示し、「もし二者間にケミストリーがあれば、互いに好意を持ち、魅力的な存在だと気づくことになる」という状況を挙げています。
        そう、chemistryには「相性」という、「人間-人間」という要素の結びつき方やその反応・作用を意味する場合もあるのです。
        ケミストリーの合う人、大切にしたいですね。

        Forever Green

        2025/4/9

          言葉は文化の象徴ですが、言葉は思考も支配します。
          A rolling stone gathers no moss.
          「転石苔むさず」ということわざがありますね。苔を良いものとみなすかどうかで意味が変わってきたと言われます。
          伝統を重んじる保守的な英国では、苔は時間をかけて形成される歴史や風格を投影するのに対し、自由を尊重する改革的な米国では悪しき習慣や慣例として連想されやすく、文化的背景により正反対の意味に取られています。

          文化が違えば、虹は七色とは限らないし、信号の色も青と表現する文化もあれば、緑と表現する文化もあります。
          Foreever Greenはどうでしょうか。
          「常緑」→「いつまでも新鮮な、若々しい」のポジティブの意も表しますし、「常緑」→「いつまでも青い、青二才」のネガティブ表現ともなり得ます。これは文化による違いではなくて、対象となっている人が他の人にどのように映っているかということによって意味合いが違ってきているのですね。

          becauseの品詞は

          2025/4/6

            A: Why were you absent from school yesterday?
            B: Because I was sick in bed.
            中学でbecauseを学ぶ基本的フレーズです。
            Why~?に対して、Because~.で理由を述べるのだなということが刷り込まれます。ただ、Becauseは理由を述べる枕詞のようなものだとの理解が主で、品詞について意識が及ぶことはまれでしょう。
            しかしやがて、次のような文に出会って、
            We stopped playing tennis because it bagan to rain.
            「We stopped playing tennis」「+ because←it began to rain.」
            becauseは「理由を表す」と共に、前後の「文を結びつける」働きがあるのだと理解します。つまり、ifやwhenと同じ「接続詞」なんですね。
            でも、そうすると、Because I was sick.では、becauseは「接続の機能」を果たしていないじゃないかという矛盾に気づく生徒もいるでしょう。
            しかし、becauseが「接続の機能」を失ってしまった訳ではありません。別の配慮が働いているのです。
            A: Why were you absent from school yesterday?
            B: I was absent from school yesterday because I was sick in bed.
            から、「重複部分」である〈I was absent from school yesterdy〉を相手に要点が伝わりやすいよう配慮して、「省略」した結果です。
            A「昨日学校休んでどうしたん?」
            B「〈昨日学校休んだんは〉風邪ひいて寝ててん」
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