エキップ英語教室 エキップ英語教室

大阪府 豊能郡 能勢町 下田尻1060

塾長 ブログ

honestyは今もあるか

2024/12/29

    非常勤で勤めている高校の冬期講習も終わり、年末を迎えました。なぜか、久しぶりにビリー・ジョエルの「honesty」が聞きたくなりました。
    If you search for tenderness
    「やさしさ」を探すのなら
    It isn’t hard to find
    見つけるのは難しくない
    You can have the love you need to live
    生きていくのに必要な「愛」も手にできる
    But if you look for truthfulness
    でも「正直さ」を探すとなると
    You might just as well be blind
    見つけるのはほとんど無理なのかも
    It always seems to be so hard to give
    正直でいるのはいつもとても難しそうだ
    Honesty is such a lonly word
    「正直さ」って誰にも振り向かれない言葉
    Everyone is so untrue
    誰も本当のことを口にしない
    Honesty is hardly ever heard
    「正直さ」ってめったに耳にしないんだけど
    And mostly what I need from you
    だから、あなたから得たいものなんだろう

    〈日本語訳:南〉

    どこにハラスメントが起こるか

    2024/12/25

      クリスマスに相応しい話でもないのですが、内田樹『待場の身体論』センサー感度の劣化(pp.177-178)より世相批判を引いてみます。

      ハラスメントというのは、他人の言動を「自分に対する不愉快なメッセージ」として受け止めるから事件化する。どんな言動であっても、受け取る側が「たいへん不愉快だった」と思えばハラスメント問題になり、そう思わなければならない。解釈レベルの問題なんです。(中略)
      そして、ハラスメントの場合は、メッセージの解釈の最終的な判定権は「被害者」の側にありますから、「加害者」がどんなつもりで言おうとも、それを受け止めた側が「不快」と解釈したら、ハラスメントが成立する。(中略)
      現行のルールでは、相手の発信するメッセージを解釈する権利は一元的に受信者側に与えられていますから、「先に気分が悪くなった者の勝ち」というルールでゲームをやってるんです。(中略)
      これ、よくないんですよ。(中略)
      「あなたはほんとうは何が言いたいのか?」と問うことよりも、「このメッセージはどこまで悪く解釈できるか?」と問うことが優先されてしまうから。

      自動詞・他動詞

      2024/12/22

        be動詞と一般動詞の区別と用法は理解していても、意外と抜け落ちているのが〈自動詞と他動詞の区別〉ではないでしょうか。
        後ろに目的語となる名詞(相当語句)を必要とするのが他動詞で、それを必要としないのが自動詞。
        1. 〈他動詞〉She plays tennis very well. 
        2. 〈自動詞〉She looks happy.
        これくらいは分かっても下記のうち、正しい表現を言い当てることはできるでしょうか。
        3. We will [discuss/discuss about] the problem.
        4. He will [graduate/graduate from] college this year.

        答えは、3=discuss、4=graduated from。
        でも、日本語で考えている限り、discuss about…「…について議論する」で何があかんの?と思うでしょうし、3の答えがdiscussなら、4もgraduateでええんちゃうの?となってしまいますよね。
        さあ、どうすればいいですか?

        この区別は日本人にとってはとても難しいので、他動詞を覚える時には、bring「…を持って来る」と「…を」つけて記憶する必要があります。

        itが必要

        2024/12/18

          意識していないと、目的語のitを見失うことがあります。これも日本語で考えているからに他なりません。
          Thank you veru much.やThank you for everything.は大丈夫でも、appreciate「…を感謝する」を用いた感謝の表現はどうなるでしょう?
          辞書を使えば、appreciateは他動詞目的語を必要とするところから、
          I appreciate your concern.「ご心配いただきありがとうございます」
          くらいは作れるかもしれません。
          では、「ありがとう。感謝します」はどうでしょうか。
          Thank you, I appreciate.でいいでしょうか。
          appreciateは他動詞なので、目的語が必要ですが、日本語には表れてきません。どうします?
          Thank you, I appreciate it.
          と目的語がどうしても必要になります。「なぜ、itなの?」に対する解はエキップ英語教室で学べます。Let's enjoy it.

          中学英語がすべて

          2024/12/15

            表題は「外国語の扉」(朝日新聞10/9)で紹介された、英語講師ダイジュ先生の記事のリードです。
            では、ダイジュ先生どうぞ。
            『いまは、YouTubeやオンラインの英語塾で幅広い世代に英語の学習法を伝えています。そこでは「中学英語がすべて」だと言っています。
            〈中略〉語学はアウトプット(話すことや書くことで何かを伝えること)が大事と言われます。でも、インプット(語彙や文法、伝えたいこと)なしのアウトプットはない。僕はインプット7、アウトプット3だと言っています。〈中略〉最初は単語や文法の基礎を固める。アウトプットはその後増やしていけばいいんです。
            70代の方から動画や著作の感想をもらうこともあり、励まされます。〈中略〉年を重ねると、中高生が3周すれば覚えられることも5周、10周しないと覚えられないかもしれない。でも回数を重ねれば覚えられる。それだけの話です。
            すぐに結果が出ると思っている人はつまずきがちですね。最低でも3カ月は学ばないと、変化を感じるのは難しいです。英語の苦手な人は、英語を話せる人を「魔法使い」のように感じている。でも、そんなことはありません。だれだって地道に、泥臭く繰り返していくしかないのです』
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