エキップ英語教室 エキップ英語教室

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塾長 ブログ

固有名詞の普通名詞化

2024/7/18

    日本の国技は相撲です。力士を英訳するとSumo wrestlerとなります。[ロングマン]にはsumo: a Japanese form of wrestleing, done by men who are very largeとの記載があり、sumo wrestlerとの表現も載せています。固有名詞(Sumo)であったものが、普通名詞(sumo)化しつつあるのかもしれません。でも、世界の人、相撲のことをjudo並に知ってるかなぁ?
    インターネットはどうでしょうか。[ロングマン]では見出し語を、Internet, internetとし、固有名詞と普通名詞を併記しています。今ではInternetの綴りは、もはや「やや古風」とする書も存在します。もうそこらに普通にあるものとして、普通名詞internetの地位は揺るがないと思われます。
    internetを実際使用する場合には、theをつけてお互いに了解済のものである扱いにしてください。〇I often use the internet.
    また、「ネットで」をby the internetとはせず、on the internetとon TVと同様に表現します。「インターネットでだから、onだよ」の説明の方が理解してもらいやすいかもしれませんね。

    最後まで何があるか分からない

    2024/7/16

      〇〇は最後まで何があるか分からない。スポーツ番組の解説者がよく口にする言葉です。スポーツなら、何を当てはめても通用しそう。その競技を極めた人が、経験に照らして、「あんなこともあった。こんなこともあった」と列挙することもできるのでしょう。
      対象範囲を一般事象に広げてみても、およそこのフレーズは好悪両面で使えそうです。「油断大敵」とも言い得るかもしれません。しかし、一瞬たりとも気を抜いたつもりがなくても、神様が常に自分に微笑みかけてくれる訳ではないでしょう。こちらの落胆は相手の歓喜。こちらの笑顔はあちらの涙。
      高校野球、夏の地方大会も始まりました。せめて出来るのは、自分は精一杯頑張ったという肯定感を持てるよう、日々努力精進することでしょう。移り気な神様が、そのうち微笑んだくれそうな行いを日々行う心がけだけが、自分でコントロールできるものなのだと思います。

      china / japan

      2024/7/13

        America、Australia、Canada、Japanなどと並んで、Chinaは英語初期に学習する国名です。固有名詞はたいてい都市の名前や国名を用いて習います。
        「中国」や「日本」を英語で答える問題があれば、それぞれ「China」「Japan」と解答しなければ正解にはなりません。
        しかし、小文字で始まる「china」と「japan」も存在します。chinaは磁器のことで、japanは漆器を表します。陶器をchinaと表現するのは、磁器づくりが中国で完成され世界に広まったからのようです。[ロングマン]でもa hard white substance produced by baking a type of clay at a high temparature「高温で土類を焼いて形成される硬質の白磁器」としています。一方、japanは[ロングマン]、[オックスフォード]、[コウビルド]には掲載がありません。chinaは実際に欧米で通じますが、japanは通用しないとも言われます。
        日本漆器の代表的な産地に石川県の輪島があります。本年の元日に輪島を含む能登半島が大きな地震に襲われたことが世界でどのように報道されたのか分かりませんが、Wajima japanの復興が伝えられる日を待ち望みたいと思います。

        語彙力は英語力

        2024/7/11

          「英検2級までにはあって、準1級から無いものな~んだ?」
          答えは「純粋な文法問題」です。
          もちろん、文法が十分に分かっていなければ、Speakin・Writingで高得点は得られないし、Readingでも正確な理解は期待できません。Listeningにしても、実は文法知識が正しい推論を手助けしてくれたりします。
          準1級・1級には「いわゆる文法問題」はありませんが、それは「その運用力をWritingやReadingで十分に測ることができる」からです。ですから、英検準1級の受験者は、既に十分な基礎力を備え、英語の実力が測られる域に達した人たちと考えればいいですね。
          逆に言えば、英検2級までの学習過程で、英語力の基礎となる文法はきっちりと身につけておく必要があります。エキップ学習教室が「英検2級取得=独立した英語学習者へのスタート地点」と位置付けるのもそのためです。
          そこから先は「語彙力は英語力」。単語は知っていればいるほど有利。なので、高2終了までに英検2級を取得して、後は演習と語彙力の強化に向かって行けるよう、それまでの学習を構築することが肝要だと考えます。

          s[z]は、注意発令の警告・識別音

          2024/7/9

            中1で学習する「3単現のs」。もともとは、「私とあなた」という二者間の心落ち着く安らかな状況に、割って入って来る〈よく分からん第三者〉の存在に注意喚起させるための警告音「z」であったそうです。そのざらざらした音感が外敵から身を守るために有効に作用したのでしょう。

            また、数えられる名詞につける「s」の音も、もともと狩猟民族であった人たちにとって、獲物が一つきりだったのか、複数あるのかは〈食の確保〉という文字通り死活問題に直結するため、識別音「z」として機能したと聞いています。

            私が中学に入学して間もなく習った次のような英文理解で、つまずいて焦ったことを懐かしく思い出します。
            He has many friends.
            〈3現在のsを使った文やのに、数のsがついてもエエの?〉
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