エキップ英語教室 エキップ英語教室

大阪府 豊能郡 能勢町 下田尻1060

塾長 ブログ

変化のための季節

2024/3/31

    明日からの新しい季節に寄せて、松井秀喜さん(元ニューヨークヤンキーズ選手)の座右の銘を紹介します。星稜高校時代に、監督の山下智茂さんから教わった言葉だそうです。ちなみに、元サッカー日本代表の中村俊輔著『夢をかなえるサッカーノート』や元プロ野球選手・監督の野村克也著『野村ノート』にも同じ言葉があります。多くのスポーツ選手、多くの指導者にとって、得心が行く言葉であるのでしょう。ではどうぞ。

     心が変われば、態度が変わる。
     態度が変われば、行動が変わる。
     行動が変われば、習慣が変わる。
     習慣が変われば、人格が変わる。
     人格が変われば、運命が変わる。
     運命が変われば、人生が変わる

    黙っていても勉強や素振りをする人一流、言われてやる人二流、言われてもやらない人三流。(山下智茂さん)

    言葉だから変化する

    2024/3/29

      英語も日本語も、言葉だから変化します。
      私が高校生の頃、compare A with Bとcompare A to Bはこんな風に習いました。

      compare A with B「AとBを比較する
      例1)They compared land prices in Kyoto with those in Kobe.
      compare A to B「AをBに例える
      例2)People often compare life to a vayage.

      ところが、わずか45年ほどの時の経過の内でさえ、2つの表現は混雑化が進行し、あるいは「間違いが識別不要の地位を獲得」し、あるいは言葉遣いに厳しい先達が鬼籍に入られて、

      例1')They compared land prices in Kyoto to those in Kobe.
      例2')People often compare life with a vayaage.
      のような表現が大手を振って闊歩するようになってきました。

      「ら抜き言葉」考

      2024/3/27

        英語も日本語も、言葉だから時間の経過と共に変化して行きます。
        日本語、「ら抜き言葉」について省察します。

        中1英語で「可能」の助動詞canを習います。
        We can see the film at the theater.
        「映画館でその映画を見られる」
        そして、中2英語で「受動態」を習うのです。
        Nobody can be seen on the street.
        「通りには誰も見られない」

        ぎこちない日本語と共に、賢明な若者の前に一つの課題が立ち上がります。
        「能動態と受動態、上手いこと区別でけへんやん」。
        そしてしばしの沈思黙考は、若者らしい合理的な結論に着地します。
        能動態を『見れる』にしたら、受動態の『見られる』と区別できるやん!

        「ら抜き言葉」は日本語の乱れにあらずして、むしろ日本語の進化系。

        主語が複数形で、補語が単数形?

        2024/3/25

          今日も「数つながり」の話です。
          英語学習の初期にこんな英文を習います。
           He is a good tennis player.
          〈単数〉         〈単数〉
           They are good tennis players.
          〈複数〉           〈複数〉
          主語の数と補語の数が一致していることから、be動詞の「=」がわかりやすく成立している例が意図的に示されているのです。

          こう習った人が、教科書を離れて英語学習をするレベルになると、主語の数と補語の数が一致しない場合があることに気づいて悩みます。
           Movies are a form of art.
          〈複数〉   〈単数〉
          「映画は一つの芸術形態だ」

          考え方は単純で、「動詞の単複は主語に合わせて決定される」だけなのです。
           Movies are a form of art.
          〈複数→複数〉

          単数なの?複数なの?

          2024/3/23

            前回、単数名詞everyoneを代名詞で受ける場合、今では男女の区別をせずにtheyを用いることが普通であると書きました。everyoneが「(集団の中の)みんなそれぞれ」を意味するので、everyone「単数」→they「複数」も数の上では大ジャンプですが、意味の上では「みんな」つながりでもあるので、大きな違和感は無いのかもしれません。

            英単語の中には、単数/複数が使われる場面に応じて変化するものがあります。例えばfamily。

            Her family is a very large one.「彼女の家族は大家族だ」
            「家族を一つのまとまった集団」とみなす場合は、単数形で単数扱いします。
            Her family are all doctors.「彼女の家族は全員医者だ」
            「家族を構成する一人一人」が意識される場合には、単数形でも複数扱いされます。
            上へ