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大阪府 豊能郡 能勢町 下田尻1060

塾長 ブログ

sportsとgames

2024/8/1

    オリンピックで熱戦が続いている。アジア・東京からヨーロッパ・パリへ。4年に一度のスポーツの祭典の巡業だ。
    オリンピック種目で、これってスポーツなのと思ってしまうものがある。馬術や射撃だ。もちろん、単に私の視座が世界の標準から逸脱しているだけなのだろう。スポーツの範疇に入るかどうかは、民族、国、地域のよって、社会的文化的に決定される。
    王侯のスポーツ:the sport of kingsと呼ばれるものがあり、イギリスでは狩猟・鷹狩・競馬がその地位を確立している。英語では、一般にスポーツはsportと数えず表記される。米語では複数形でsports。
    [ロングマン]でsportを引くと、hunting: an activity that people do in the countryside, especially hunting or fishing「狩猟:田園地方で人々が行う、特に狩りや魚釣りのような活動」を定義に上げている。
    さらに、[ロングマン]でgameを引くと、animals/birds: wild animals, birds, and fish that are hunted for food, especially as a sport「動物/鳥:食料を得るために、特にスポーツとして狩りの対象となる、野生の動物や鳥や魚」との定義も見つけることができる。

    やるべきことは朝のうちに

    2024/7/30

      村上春樹が長編小説を書いている時には、午前4時に起床して机に向かって4~5時間、集中して執筆するそうです。その後1時間ほどジョギングして昼食。午後は読書などして過ごし、夜は9時には就寝するとか。執筆ペースは毎日、原稿用紙にして10枚(4000字)。
      「もっと書きたくても十枚くらいでやめておくし、今日は今ひとつ乗らないなと思っても、なんとかがんばって十枚は書きます。なぜなら長い仕事をするときには、規則性が大切な意味を持ってくるからです」(『職業としての小説家』)。
      朝のうちにやるべきことに集中し、その後は体力維持とおそらくは創作で疲れた脳をリフレッシュするため、村上は1時間ほど走ります。身体に酸素を取り入れて、心拍数を上げて血流を促進する。老廃物を身体から一掃し、フィットした身体を維持する運動が仕事のベース回復に繋がるのでしょう。
      〈仕事と運動〉この規則的な生活を安定的に維持することが、コツコツと仕事をはかどらせ、それがついには一つの物語として完成する。夏休みを過ごす際のヒントにしてください。

      United STATEs of America

      2024/7/27

        United States of Americaは、日本語でアメリカ合衆国と書きます。合州国ではなく、なぜ合衆国と表すのかについては諸説あるようです。アメリカの政治的文化的影響の大きさから、stateは「州」として日本人の頭には刷り込まれていますが、stateは本来「国」の意味です。(IS:イスラム国を思い出してください)
        countryが「地理的な国土としての国」を表すのに対し、stateは「法律的・政治的な概念としての国家を指し、主に政府の特定の形(state)のこと」をいいます。ですから、「州」を日本の「都道府県」のような行政区域と考えると間違ってしまうことになります。
        アメリカでは州は固有の州憲法を持ち、知事や議会はもちろん、州法、州最高裁判所、州兵まで保持します。だから、州自体がそれぞれ独立した国であり、その集合体(united)がアメリカ合衆国という国家の像なのです。
        先に(7/25)、アメリカ大統領選挙における各州のWinner-take-allについて記しました。例えば、選挙人10人が割り当てられた州があるとします。得票割合が、共和党56%・民主党44%だった場合に、獲得した選挙人数が共和党6人・民主党4人とならずに、なぜ共和党が「総取り」して共和党10人となるのでしょうか?それは、一つの国の中での「選挙結果=勝者は誰か」を明確に示すという思想なのだろうと思います。

        Winner-take-all

        2024/7/25

          11月に行われる米国大統領選は、民主党(Democratic Party)候補者と共和党(Republican Party)候補者との2択になる。第3党も存在するようだが、勝機が無い戦いであることは変わらず、候補者を選出するかどうかも決していないようだ。
          民主党のイメージカラーは青で、シンボルはロバである。一方、共和党のイメージカラーは赤で、シンボルはゾウである。民主党の候補者になりそうなハリス氏は青系のジャケットを着用し、トランプ氏は常に赤色のネクタイを締める。
          アメリカの大統領選は、国民が投票用紙に記載された「大統領-副大統領」候補者の内、意中のペアをマークして投票する。全米50州の内48州と特別行政区であるワシントンD.C.では、投票で最多票を獲得した第1ペアがその州に割り当てられた選挙人数のすべてを総取り(Winner-take-all)する。残り2州は総取り方式と小選挙区一票制の並立方式だそうだ。
          最終的な勝者は、制した州(+ワシントンD.C.)の数ではなくて、何人の選挙人を獲得したかによって決する。(選挙人は予め、どの候補者に投票するかを誓約して登録される)

          バイデン大統領の撤退

          2024/7/23

            バイデン氏が、大統領選からの撤退を表明した。61歳の私が書くのもどうかと思うが、「老人vs老人」の対戦に、選挙を通して自分たちの代表を決めるという意識が揺らいでいた若者達にとっては、好ましい結果であるのは間違いないだろう。
            後継に名前が挙げられたハリス氏は現副大統領で、女性であり、母親がインド出身というアジア系であり、父親がジャマイカ出身という黒人でもある。それらの属性は、民主党の大統領候補として相応しい候補者であるように私には思われる。
            ただ、ハリス氏の人望は、控えめに言ってあまり高くなく、躊躇なく言えば大変低いようだ。自尊心が高すぎるからか、それとも弁が立ちすぎるのか、何人もの側近がハラス氏の下から去っているらしい。
            だが、「職は人を造る」という言葉もある。あの人には〇〇部長は務まるまいと思われていた人が、その職に就くと意外や適性を発揮し、周囲の人を適切に指導できるようになることもある。
            世界のリーダーとして、適切な振る舞いのできる人物に米国大統領職に就いてもらいたいものだと私は願う。民主主義を体現し、自由を貴ぶリーダーとなるには、「世界クラスの担任の先生」になるという気構えが必要だろう。自分のわがままと一方的な欲求ばかりを周囲に撒き散らす問題児(トランプ氏)を代表に選出するよりは、ちょっと鼻持ちならないところもあるけれど、「知性」をもって物事を判断して、より適切に米国を導いてくれる可能性の高そうな新任の先生(ハリス氏)に望みを託す方が良識のある選択だと考える米国人が多くいることを望みたい。
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