エキップ英語教室 エキップ英語教室

大阪府 豊能郡 能勢町 下田尻1060

塾長 ブログ

酷暑に耐え、冬の寒さにも耐えて

2024/4/20

    ちょうど1年前の4月下旬、エキップ英語教室の庭にアオダモの木を2本植えた。野球のバットに古くから使われてきた成長が緩やかな木だが、最近庭木として人気があるらしい。株立ちのものを求めて、夏の午後、建物の日陰になる東側の庭に植え、そのうちパーゴラを備えた屋外テラスなど設けて、避暑の庭にするつもりだ。
    さて、そのアオダモ。昨年植えつけるのが少々遅くなった上、記録的な猛暑のせいで、8月下旬に葉をすべて落としてしまった。まだ十分に根が張っていない木が、葉からの水分の蒸発を抑えるため、自分で葉を落として酷暑を耐え忍んでいたようだ。インターネットで検索すると、全国的にそのような樹木の様子が見られたが、落葉の時期でもないのに茶色い葉を落として枝ばかりになった姿を見ていると、このまま枯れてしまうのではと、秋冬の間もずっと心配していたのだ。
    他の落葉樹に春の気配を感じ始めても、アオダモは枯れたように眠り続けたままだった。それがようやく、ここ一週間ほどで、葉芽に生命の兆しが表れ、少しふっくらとしかけたと思ったら、やがてはじけるように瑞々しい若葉を展開し始めたのだ。

    あーもーだめなんじゃないかと思っても、その個体が持つ生命力を信じ、やがて来るはずの春に復活の希望を託すというのは、何も植物に限った話でもないようだという飛躍した想像を搔き立ててもくれた。

    出る順パス単の謎

    2024/4/18

      さて今日は、「出る順パス単 英検準2級」の熟語編についてです。
      9年ぶりの改訂ですので、それらしい変化が見られます。
      例えば、hear from ~
      [4訂版]「~から便りをもらう(⇔write to ~)」に対し、
      [5訂版]「~から連絡を受ける、~から便りをもらう」と意味を追加し、反意表現を削除。
      [ロングマン]ではhear fromを to receive news or information from someone と定義していますから、手紙でなくて、メールでもLINEでもいいわけです。
      では、その熟語を使った例文を見てみましょう。
      [4訂版] I haven't heard from Jim since he moved to New York.
      「ジムがニューヨークに引っ越してから、便りをもらっていない」
      [5訂版] I haven't heard from her since she moved to New York.
      「彼女がニューヨークに引っ越してから、連絡をもらっていない」

      問)例文改訂に係り、正しいものを選びなさい。(複数選択可)
      a. 固有名詞の使用は、個人情報保護の観点から控えることにした。
      b. 女性への配慮を示すのが世の趨勢との認識に至った。
      c. 例文を差し替えると校正が大変なので、修正は最小限にした。
      d. 例文に「過去5年間の出題データ」を反映させる手間を惜しんだ。

      出る順パス単の謳い文句

      2024/4/16

        英検対策用単語集の定番として、『出る順パス単』(旺文社)があります。例えば、準2級用は、2021年の中学、2022年の高等学校、それぞれの学習指導要領改訂実施におそらく合わせて、2021年6月に5訂版として発行されました。前身の4訂版が2012年初版発行なので9年ぶりの改定です。
        「過去5年間の英検出題データ分析による『出る順』!」が謳い文句で、それぞれの版の表紙に大きく印刷されています。しかし、これは誤解をまねく可能性が大ですね。例えば、2020年に4訂版を購入された方は、「2015年~2019年の5年間の最新問題を基に編纂されている」と思って購入されたのではないでしょうか。
        でもそれは違います。実際の4訂版の基データは「2006年度~2011年度」の英検問題で、それをコーパスとした「出る順」本を2020年に「過去5年間」を謳って販売していたわけです。
        景品表示法的に問題があったのか、5訂版には「2015年度~2020年度の過去問題データである」ことが、小さな字で記載されています。
        よい本だと思いますので、誤解無きようご購入ください。
        左が4訂版、右が5訂版。
        単語の並びが、出る度順に、「動詞→名詞→形容詞・副詞・それ以外」のまとまりで表示[4訂版]から、同じ出る度順でも、「動詞→名詞→形容詞→副詞→接続詞・前置詞」の小セクションを4回転の形で表示[5訂版]と様式が変更されました。

        朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや

        2024/4/13

          表題は、孔子の「論語 学而篇」からの一文。国語の教科書で習うのは中3辺りか。急に思い出したのは、大学時代の友人とご家族が開塾のお祝いに「元気の出る黄色い」花を贈ってくださったからだ。優れた友人は、非才な者にもいろいろな気づきをもたらしてくれる。

          子曰く、『学びて時に之を習う。亦説(よろこ)ばしからずや。朋有り(ともあり)、遠方より来る。亦楽しからずや。』
          (現代語訳例)「習ったことを、機会があるごとに復習し身につけていくことは、なんと喜ばしいことであろうか。友人が遠方からわざわざ私のために訪ねてきてくれることは、なんと嬉しいことであろうか」

          『…亦楽しからずや。』の後ろには、次のように文が続くが、紹介する意図を違えて受け取られてもいけないので、現代語訳は省略する。
          『人知らずして慍(いきど)おらず、亦君子ならずや』
          WEBサイト>塾長ブログ>2024/3/9「Dodgersがなぜドジャースなのか」にほんのりとにおわせてみましたが、エキップ英語教室の公式応援チームは、野球は阪神タイガース、サッカーはガンバ大阪です。「オレンジ・ピンク」色着衣でのご来室はご遠慮いただきますようお願いいたします。

          やる気を持続させるために

          2024/4/11

            勉強であれスポーツであれ、実力をつけるためには鍛錬の時が必要です。年度が改まり学年が一つ上がると、「よし頑張るぞ」と思う人も多いでしょう。是非その気持ちを持続させ、勉強・部活に励んでください。
            せっかくの決意を三日坊主で終わらせないようにするには、適切な目標設定と継続させる仕組み作りが重要です。

            英語の〇〇先生の試験で90点を取るというのは立派な目標ですが、残念ながらその成果が通用するのは自分の学校の中だけです。
            一方、中学3年で英検準2級を取るという目標と成果は、日本中どこに行っても「頑張ってるね」と言ってもらえる指標となります。

            外国語学習を易しく、かつ実り多いものにするためには「毎日の学習を習慣化する」ことが重要です。毎日コツコツが、結局「一番楽で、一番定着率が良く、気づけば一番力がついている学習法」なのです。
            自分一人では難しいなら、エキップ英語教室が適切な学習計画の立案と学習評価・助言をおこなって応援します。
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