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大阪府 豊能郡 能勢町 下田尻1060

塾長 ブログ

これをどう訳す

2025/12/14

    竹岡広信先生の『ドラゴン・イングリッシュ 基本英文100』より
    The teacher says that we should wait here for a while because if we left now, we might get caught in a thunderstorm on the way down.
    「先生は…と言う」がもっともシンプルな和訳ということになるだろうが、日本語としてぎこちない。日本語的な落ち着きを求めるなら「先生は…と言った」というところだろうが、逆に英語の現在時制との差異が気になる。
    これは、小説の文章などで、本来は過去形を使うべきところで生き生きとした描写のためにあえて現在時制を使うケースや、スポーツの実況中継で本来なら現在進行形を使うところを現在時制で表現するのと同じケースだと考えていいだろう。
    『ドラゴン』ではここを、「先生は…と言っている」として、過去の発言でも現在に影響を及ぼしている時には現在時制を使えると解説している。ただ、やはり現在形を現在進行形的な表現にしてしまうことに少し抵抗を感じる人もいるだろう。
    私的には「…というのが先生の意見だ」が最適ではないかと思うが、少しばかりジャンプし過ぎだろうか。

    必要なのは変化

    2025/12/10

      俺には俺のやり方がある、とか。誰にも俺のやり方を変えられない、とか。ピュアな自分を守りたいという思想は理解できても、「変化」しなければ「居着いて」しまいます。
      今の中学・高校生はクラスの中の自分のキャラを必死に守ろうと努力しているそうです。そうやって小さな社会集団の中で安住の地位をしばし得る。そうしている限りは集団内の他者に承認され、心落ち着いて集団生活できる。
      「変わらないこと」に対置されるのは「変わること」。「変化しないこと」には「成長する」こともありません。
      「お前、相変わらずだな」は誉め言葉でしょうか。「ずいぶん変わっちゃったんだな」は別れの言葉なのでしょうか。「らしくないことを言うなよ」と釘を刺され、「らしくないことをするなよ」と警告され、「お前、変わったな」と友情の終わりを宣告される。それは回避すべきことなのでしょうか。
      オバマ元米国大統領の大統領選挙キャンペーンの標語は『CHANGE』でした。互いの成長と変化を受け入れて、なお仲良く友達つき合いできるような友人関係を育んでほしいなと思います。

      helpは省略が止まらない

      2025/12/7

        I helped my father to prepare dinner.
        目的語が短いものであれば、to (V)のtoは省略されるのが普通です。
        I helped my father prepare dinner.
        「父が夕食の準備をするのを手伝った」

        これは、よく使われる表現には省略が起こりやすいという、言語に共通する特性によるものと考えられます。
        このhelpを使う表現で、to (V) の (V) に go / come / get / be が続く時、その (V) も省略される場合があります。
        I helped an elderly woman (go) across the street.
        「おばあさんが通りを渡るのを手助けした」

        さらにこの省略が定着すると「熟語」として認知されます。
        Help your self ((go)) to some cake.
        「ケーキを自由に召し上がってね」

        向き合わず、同じ方向を見る

        2025/12/3

          「うまい香具師」は客と目を合わせないそうです。客を見ずに、「客が見ているもの」を見る。客が茶碗を見ていたら、一緒にその茶碗を見る。そして、「伊万里だっていうんですけど、どうなんでしょうね。本物ですかねぇ…」とかぼそりと呟く。そうやって、いつの間にか「どちらとも利害関係のない第三者」でもあるかのように客に「寄り添って」しまう。二人とも並んで品物を鑑定するような立場になって、「いや、その茶碗よりこっちの香炉の方がものはいいみたいですけどね」などという香具師の口車に乗せられて、気がつくと客は財布を取り出している…。
          「バディ」の作り方は、教育においても有効であろうと思います。

          これは内田樹『老いのレッスン』の一節です。相手と向かい合うのではなく、二人で同じ風景を、同じような感覚で、静かに眺めることが、医療や介護の世界で言われる「寄り添う」ということの意味だろうと続けます。
          名医は、病気を抱えた患者をこちらから見るのではなく、病気を「向こう側」に置いて、医者と患者がそれを並んで、同じ方向から眺めるという位置取りをするのだそうです。
          話しは親の老いとの向き合い方に繋がっていきます。・・・。

          Let's (V)はLet us (V)の短縮形

          2025/11/30

            Let's (V)はLet us (V)〈使役動詞+O+(V)〉の短縮形=口語的表現で、letは「使役」ですが、「~させる」ではなく「~するのを許す」の意味です。
            Let me have a look at that picture.
            「私がその写真を見るのを許して」→「ちょっと見せて」

            Let's~.で「~しよう」と単純に覚えていると、うっかり(V)を忘れる間違いをしてしまいます。
            ×Let's tennis.
            〇Let's play tennis.
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