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塾長 ブログ

出る順パス単の謎

2024/4/18

    さて今日は、「出る順パス単 英検準2級」の熟語編についてです。
    9年ぶりの改訂ですので、それらしい変化が見られます。
    例えば、hear from ~
    [4訂版]「~から便りをもらう(⇔write to ~)」に対し、
    [5訂版]「~から連絡を受ける、~から便りをもらう」と意味を追加し、反意表現を削除。
    [ロングマン]ではhear fromを to receive news or information from someone と定義していますから、手紙でなくて、メールでもLINEでもいいわけです。
    では、その熟語を使った例文を見てみましょう。
    [4訂版] I haven't heard from Jim since he moved to New York.
    「ジムがニューヨークに引っ越してから、便りをもらっていない」
    [5訂版] I haven't heard from her since she moved to New York.
    「彼女がニューヨークに引っ越してから、連絡をもらっていない」

    問)例文改訂に係り、正しいものを選びなさい。(複数選択可)
    a. 固有名詞の使用は、個人情報保護の観点から控えることにした。
    b. 女性への配慮を示すのが世の趨勢との認識に至った。
    c. 例文を差し替えると校正が大変なので、修正は最小限にした。
    d. 例文に「過去5年間の出題データ」を反映させる手間を惜しんだ。

    出る順パス単の謳い文句

    2024/4/16

      英検対策用単語集の定番として、『出る順パス単』(旺文社)があります。例えば、準2級用は、2021年の中学、2022年の高等学校、それぞれの学習指導要領改訂実施におそらく合わせて、2021年6月に5訂版として発行されました。前身の4訂版が2012年初版発行なので9年ぶりの改定です。
      「過去5年間の英検出題データ分析による『出る順』!」が謳い文句で、それぞれの版の表紙に大きく印刷されています。しかし、これは誤解をまねく可能性が大ですね。例えば、2020年に4訂版を購入された方は、「2015年~2019年の5年間の最新問題を基に編纂されている」と思って購入されたのではないでしょうか。
      でもそれは違います。実際の4訂版の基データは「2006年度~2011年度」の英検問題で、それをコーパスとした「出る順」本を2020年に「過去5年間」を謳って販売していたわけです。
      景品表示法的に問題があったのか、5訂版には「2015年度~2020年度の過去問題データである」ことが、小さな字で記載されています。
      よい本だと思いますので、誤解無きようご購入ください。
      左が4訂版、右が5訂版。
      単語の並びが、出る度順に、「動詞→名詞→形容詞・副詞・それ以外」のまとまりで表示[4訂版]から、同じ出る度順でも、「動詞→名詞→形容詞→副詞→接続詞・前置詞」の小セクションを4回転の形で表示[5訂版]と様式が変更されました。

      朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや

      2024/4/13

        表題は、孔子の「論語 学而篇」からの一文。国語の教科書で習うのは中3辺りか。急に思い出したのは、大学時代の友人とご家族が開塾のお祝いに「元気の出る黄色い」花を贈ってくださったからだ。優れた友人は、非才な者にもいろいろな気づきをもたらしてくれる。

        子曰く、『学びて時に之を習う。亦説(よろこ)ばしからずや。朋有り(ともあり)、遠方より来る。亦楽しからずや。』
        (現代語訳例)「習ったことを、機会があるごとに復習し身につけていくことは、なんと喜ばしいことであろうか。友人が遠方からわざわざ私のために訪ねてきてくれることは、なんと嬉しいことであろうか」

        『…亦楽しからずや。』の後ろには、次のように文が続くが、紹介する意図を違えて受け取られてもいけないので、現代語訳は省略する。
        『人知らずして慍(いきど)おらず、亦君子ならずや』
        WEBサイト>塾長ブログ>2024/3/9「Dodgersがなぜドジャースなのか」にほんのりとにおわせてみましたが、エキップ英語教室の公式応援チームは、野球は阪神タイガース、サッカーはガンバ大阪です。「オレンジ・ピンク」色着衣でのご来室はご遠慮いただきますようお願いいたします。

        やる気を持続させるために

        2024/4/11

          勉強であれスポーツであれ、実力をつけるためには鍛錬の時が必要です。年度が改まり学年が一つ上がると、「よし頑張るぞ」と思う人も多いでしょう。是非その気持ちを持続させ、勉強・部活に励んでください。
          せっかくの決意を三日坊主で終わらせないようにするには、適切な目標設定と継続させる仕組み作りが重要です。

          英語の〇〇先生の試験で90点を取るというのは立派な目標ですが、残念ながらその成果が通用するのは自分の学校の中だけです。
          一方、中学3年で英検準2級を取るという目標と成果は、日本中どこに行っても「頑張ってるね」と言ってもらえる指標となります。

          外国語学習を易しく、かつ実り多いものにするためには「毎日の学習を習慣化する」ことが重要です。毎日コツコツが、結局「一番楽で、一番定着率が良く、気づけば一番力がついている学習法」なのです。
          自分一人では難しいなら、エキップ英語教室が適切な学習計画の立案と学習評価・助言をおこなって応援します。

          エキップ英語教室の春

          2024/4/9

            春の小川は さらさら行くよ 
            能勢は春本番を迎えています。
            でも今日は春の嵐。北からの強風が吹きつけています。
            エキップ英語教室には表からは見えないバックヤードがあります。
            アメリカ合衆国のバックヤードは「活動するための庭」ですが、エキップの庭は日本の「観るための庭」です。
            ウグイスなどの野鳥のさえずりが絶え間なく聞こえ、山を伝った水が池に流れ落ちる音には、本当に日々癒されます。
            花木の花が終われば、青葉が展開を始めます。
            新鮮な気持ちで今日も学習に向き合いましょう。

            〈4月から、ブログは火・木・土曜日の発信になります〉
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