塾長 ブログ
2025年 英検「準2級プラス」導入③
2024/2/26
「英検準2級プラス」のWriting問題について考えます。
2024年度から、2級Writingには「要約」問題が加わります。一方、準2級Writingに加わるのは「Eメール」問題。「準2級プラス」にはどちらの形式が設定されるのでしょう。
昨年12月25日に英検協会が発表したお知らせに記載の、各級の英語力測定概念からWritingに係る部分をスキャンします。
2級…「複雑な内容の詳細を理解し、自分の考えを多様な語句を目的に応じて用いて、まとまりのある文章を通して、詳しく伝える能力」
〈準2級プラス〉…「内容の詳細を理解し、自分の考えを多様な語句を用いた文章を通して、詳しく伝える能力」
準2級…「内容の概要を捉え、簡単な情報や考えであれば基本的な語句を用いた文章を通して伝える能力」
上記の測定概念と、準2級プラスが「準2級の上の級で、2級合格に向けた足掛かり級である」という英検協会の位置づけからすると、準2級プラスのWritingに採用されるのは「要約」問題でしょう。
2024年度から、2級Writingには「要約」問題が加わります。一方、準2級Writingに加わるのは「Eメール」問題。「準2級プラス」にはどちらの形式が設定されるのでしょう。
昨年12月25日に英検協会が発表したお知らせに記載の、各級の英語力測定概念からWritingに係る部分をスキャンします。
2級…「複雑な内容の詳細を理解し、自分の考えを多様な語句を目的に応じて用いて、まとまりのある文章を通して、詳しく伝える能力」
〈準2級プラス〉…「内容の詳細を理解し、自分の考えを多様な語句を用いた文章を通して、詳しく伝える能力」
準2級…「内容の概要を捉え、簡単な情報や考えであれば基本的な語句を用いた文章を通して伝える能力」
上記の測定概念と、準2級プラスが「準2級の上の級で、2級合格に向けた足掛かり級である」という英検協会の位置づけからすると、準2級プラスのWritingに採用されるのは「要約」問題でしょう。
2025年 英検「準2級プラス」導入②
2024/2/24
英検各級の各技能ごとの満点CSEスコアを比較してみます。準1級:750、2級:650、準2級:600、3級:550となっており、準1級と2級の間に「スコアギャップ」があります。
(準2級プラスは各技能625満点との発表です)
また、本WEBサイト>英検受験コース>「目標とする英検到達レベル・時期」で確かめると、「難易度ギャップ」は、英検準1級-2級>英検2級-準2級となっているのが現場感覚です。準1級は相当に難しい。
ですから、本来であれば、「ギャップ問題」解決の第1弾として、「英検2級プラス(仮)」を各技能スコア700で新設導入することが自然だったはず。
ところが、英検協会が先に手を付けたのは、「英検準2級プラス」です。もちろん、推察できる理由は「需要」です。英検2級取得は高校・大学の受験にとても有利(需要:高)。
一方、準1級は普通の高校生にとって、難易度が高すぎる(難関大合格レベル)と共に、学校などを会場とする準会場では1次試験を実施できないので受験層が薄いのです(需要:低)。
(準2級プラスは各技能625満点との発表です)
また、本WEBサイト>英検受験コース>「目標とする英検到達レベル・時期」で確かめると、「難易度ギャップ」は、英検準1級-2級>英検2級-準2級となっているのが現場感覚です。準1級は相当に難しい。
ですから、本来であれば、「ギャップ問題」解決の第1弾として、「英検2級プラス(仮)」を各技能スコア700で新設導入することが自然だったはず。
ところが、英検協会が先に手を付けたのは、「英検準2級プラス」です。もちろん、推察できる理由は「需要」です。英検2級取得は高校・大学の受験にとても有利(需要:高)。
一方、準1級は普通の高校生にとって、難易度が高すぎる(難関大合格レベル)と共に、学校などを会場とする準会場では1次試験を実施できないので受験層が薄いのです(需要:低)。
2025年 英検「準2級プラス」導入①
2024/2/22
英検協会が準2級と2級の中間に、新設級「英検準2級プラス」を、1年後の2025年度より導入します。英語表記は「Grade Pre-2 Plus」。
同時に、「準2級と2級のレベル設定に変更なし」と明言しています。
本WEBサイト>英検受験コース>「目標とする英検到達レベル・時期」でも示した、「英検準2級取得から英検2級取得に至るまで、2年を要する生徒が多く見られる現状」のギャップを埋めるのが目的です。
高1の目標:英検準2級
高2の目標:〈英検準2級プラス〉
高3の目標:英検2級
確かに、多くの生徒が、高い受験料を払って、2年間英検2級不合格の通知を受け続けることを考えれば、親切な制度設計と言えそうです。怖いのは、英検協会が「新設(親切)級で、おサイフにも学習継続にもプラス」とか言い出しそうなことか。
同時に、「準2級と2級のレベル設定に変更なし」と明言しています。
本WEBサイト>英検受験コース>「目標とする英検到達レベル・時期」でも示した、「英検準2級取得から英検2級取得に至るまで、2年を要する生徒が多く見られる現状」のギャップを埋めるのが目的です。
高1の目標:英検準2級
高2の目標:〈英検準2級プラス〉
高3の目標:英検2級
確かに、多くの生徒が、高い受験料を払って、2年間英検2級不合格の通知を受け続けることを考えれば、親切な制度設計と言えそうです。怖いのは、英検協会が「新設(親切)級で、おサイフにも学習継続にもプラス」とか言い出しそうなことか。
公式:A→Z+スマイル=AMAZON
2024/2/20
高校生の頃、将来、能勢に本屋を開こうと考えたことがあります。
もし始めていたら、間違いなく、AMAZONに駆逐されていたでしょう。
私の場合、週に1回は大袈裟でも、アマゾンを利用しない月はありません。特に、周りに図書館も本屋も無い地域に住む人にとって、都市部と遜色なく、読みたい本をすぐさま手に取ることができるのは福音です。購入履歴や閲覧履歴から、「こんな本をお探しなのでは?」と提案してくれる機能も抜群に便利です。
意地悪く批判的に見れば、「過去→現在の志向に合わせた商品紹介になるから、今の好みに合わないものには、ますます見向きもしなくなり、偏向する」と言えなくもないですが、これって難癖の類ですね。
AMAZONのロゴ(A→Z)には、アルファベットA to Z、つまり「すべての商品を取り揃えて」+「購入した顧客が満足する」スマイルの意味があるそうです。仮に、日本語版「あ→ん」という会社があれば、その会社には「顧客の要望を叶える、すべてのサービスを提供する」というミッションがあるのでしょう。そうそう、ひらがなよりカタカナの方が歴史的に古くから存在するそうです。なら、「アン」社だ。
もし始めていたら、間違いなく、AMAZONに駆逐されていたでしょう。
私の場合、週に1回は大袈裟でも、アマゾンを利用しない月はありません。特に、周りに図書館も本屋も無い地域に住む人にとって、都市部と遜色なく、読みたい本をすぐさま手に取ることができるのは福音です。購入履歴や閲覧履歴から、「こんな本をお探しなのでは?」と提案してくれる機能も抜群に便利です。
意地悪く批判的に見れば、「過去→現在の志向に合わせた商品紹介になるから、今の好みに合わないものには、ますます見向きもしなくなり、偏向する」と言えなくもないですが、これって難癖の類ですね。
AMAZONのロゴ(A→Z)には、アルファベットA to Z、つまり「すべての商品を取り揃えて」+「購入した顧客が満足する」スマイルの意味があるそうです。仮に、日本語版「あ→ん」という会社があれば、その会社には「顧客の要望を叶える、すべてのサービスを提供する」というミッションがあるのでしょう。そうそう、ひらがなよりカタカナの方が歴史的に古くから存在するそうです。なら、「アン」社だ。
英語学習のTIPS③
2024/2/18
今日は鳥飼玖美子さん。
鳥飼さんは、1969年、アメリカのアポロ11号による有人月探査船の月面着陸の際、乗組員の会話を同時通訳された方です。同時通訳者として著名であるだけでなく、その後、立教大学大学院の教授としてコミュニケーションを研究されてきました。
鳥飼さんは、「学校で勉強しても英語がものにならない」、「6年間勉強してもしゃべれるようにならない」という、企業を中心とする社会的圧力により、この20年来、コミュニケーション重視=会話重視の英語教育が学校で行われてきたが、若い人の学力も英語力も逆に低下しているとして、現行の学習指導要領による文法・語彙力・読解力軽視の現状を厳しく批判されています。
また、コミュニケーションの種類も、インターネット技術の発達によって、Eメール等によるWriting力が相対的に求められるようになってきているが、英文をきちんと読めないと、正しく書けるようにはならないと苦言を呈されています。
現行の学習指導要領に関する問題については、本サイト>よくあるご質問(FAQs)>Q10のAnswerもご参照ください。
鳥飼さんは、1969年、アメリカのアポロ11号による有人月探査船の月面着陸の際、乗組員の会話を同時通訳された方です。同時通訳者として著名であるだけでなく、その後、立教大学大学院の教授としてコミュニケーションを研究されてきました。
鳥飼さんは、「学校で勉強しても英語がものにならない」、「6年間勉強してもしゃべれるようにならない」という、企業を中心とする社会的圧力により、この20年来、コミュニケーション重視=会話重視の英語教育が学校で行われてきたが、若い人の学力も英語力も逆に低下しているとして、現行の学習指導要領による文法・語彙力・読解力軽視の現状を厳しく批判されています。
また、コミュニケーションの種類も、インターネット技術の発達によって、Eメール等によるWriting力が相対的に求められるようになってきているが、英文をきちんと読めないと、正しく書けるようにはならないと苦言を呈されています。
現行の学習指導要領に関する問題については、本サイト>よくあるご質問(FAQs)>Q10のAnswerもご参照ください。

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