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塾長 ブログ

バイデン大統領の撤退

2024/7/23

    バイデン氏が、大統領選からの撤退を表明した。61歳の私が書くのもどうかと思うが、「老人vs老人」の対戦に、選挙を通して自分たちの代表を決めるという意識が揺らいでいた若者達にとっては、好ましい結果であるのは間違いないだろう。
    後継に名前が挙げられたハリス氏は現副大統領で、女性であり、母親がインド出身というアジア系であり、父親がジャマイカ出身という黒人でもある。それらの属性は、民主党の大統領候補として相応しい候補者であるように私には思われる。
    ただ、ハリス氏の人望は、控えめに言ってあまり高くなく、躊躇なく言えば大変低いようだ。自尊心が高すぎるからか、それとも弁が立ちすぎるのか、何人もの側近がハラス氏の下から去っているらしい。
    だが、「職は人を造る」という言葉もある。あの人には〇〇部長は務まるまいと思われていた人が、その職に就くと意外や適性を発揮し、周囲の人を適切に指導できるようになることもある。
    世界のリーダーとして、適切な振る舞いのできる人物に米国大統領職に就いてもらいたいものだと私は願う。民主主義を体現し、自由を貴ぶリーダーとなるには、「世界クラスの担任の先生」になるという気構えが必要だろう。自分のわがままと一方的な欲求ばかりを周囲に撒き散らす問題児(トランプ氏)を代表に選出するよりは、ちょっと鼻持ちならないところもあるけれど、「知性」をもって物事を判断して、より適切に米国を導いてくれる可能性の高そうな新任の先生(ハリス氏)に望みを託す方が良識のある選択だと考える米国人が多くいることを望みたい。

    河合塾・全統模試からのフィードバック

    2024/7/20

      先日、兵庫県内の進学校で行われた講演会に潜り込んだ。この高校は卒業生の3割~4割が、現役で京大阪大をはじめとする国公立に進学する。大阪でいえば、「茨木・豊中」レベルの学校である。講演の対象学年は高2。高2は本格的な大学受験勉強を開始する前の「強固な基礎作り」の段階に当たる。河合塾講師の方は、ほぼ全員が受験する「共通テスト〈英語〉の長文化、リーディング・リスニングのみが問われる問題形式」ゆえに、生徒に「文法を軽視する傾向がみられる」と警鐘を鳴らし、それが高3の受験勉強期における英語力の伸び悩みにつながるとの話をされた。また、一見文法とは関係なさそうにみえるリスニングも、実は文法を問う問題であることを述べられ、高2段階の学習において、「文法力」を充実させることの重要性を強調された。
      また、河合塾模試問題の3段構成について説明され、☆1(絶対正解したい基礎問題)、☆2(正解するレベルの学習が求められる標準問題)、☆3(難関国立・医学部向けの応用問題)の内、☆1と☆2を全問正解すれば、偏差値は74になると話された。
      〈まとめ〉
      長文化する入試傾向だけを見ず、Reading・Listening・Writing・Speakingを支える「文法力」を身につけることが重要。
      学習レベルは「基礎・標準」で十分。「できるはず」の問題で確実に得点する力の養成が目指すべき姿。

      固有名詞の普通名詞化

      2024/7/18

        日本の国技は相撲です。力士を英訳するとSumo wrestlerとなります。[ロングマン]にはsumo: a Japanese form of wrestleing, done by men who are very largeとの記載があり、sumo wrestlerとの表現も載せています。固有名詞(Sumo)であったものが、普通名詞(sumo)化しつつあるのかもしれません。でも、世界の人、相撲のことをjudo並に知ってるかなぁ?
        インターネットはどうでしょうか。[ロングマン]では見出し語を、Internet, internetとし、固有名詞と普通名詞を併記しています。今ではInternetの綴りは、もはや「やや古風」とする書も存在します。もうそこらに普通にあるものとして、普通名詞internetの地位は揺るがないと思われます。
        internetを実際使用する場合には、theをつけてお互いに了解済のものである扱いにしてください。〇I often use the internet.
        また、「ネットで」をby the internetとはせず、on the internetとon TVと同様に表現します。「インターネットでだから、onだよ」の説明の方が理解してもらいやすいかもしれませんね。

        最後まで何があるか分からない

        2024/7/16

          〇〇は最後まで何があるか分からない。スポーツ番組の解説者がよく口にする言葉です。スポーツなら、何を当てはめても通用しそう。その競技を極めた人が、経験に照らして、「あんなこともあった。こんなこともあった」と列挙することもできるのでしょう。
          対象範囲を一般事象に広げてみても、およそこのフレーズは好悪両面で使えそうです。「油断大敵」とも言い得るかもしれません。しかし、一瞬たりとも気を抜いたつもりがなくても、神様が常に自分に微笑みかけてくれる訳ではないでしょう。こちらの落胆は相手の歓喜。こちらの笑顔はあちらの涙。
          高校野球、夏の地方大会も始まりました。せめて出来るのは、自分は精一杯頑張ったという肯定感を持てるよう、日々努力精進することでしょう。移り気な神様が、そのうち微笑んだくれそうな行いを日々行う心がけだけが、自分でコントロールできるものなのだと思います。

          china / japan

          2024/7/13

            America、Australia、Canada、Japanなどと並んで、Chinaは英語初期に学習する国名です。固有名詞はたいてい都市の名前や国名を用いて習います。
            「中国」や「日本」を英語で答える問題があれば、それぞれ「China」「Japan」と解答しなければ正解にはなりません。
            しかし、小文字で始まる「china」と「japan」も存在します。chinaは磁器のことで、japanは漆器を表します。陶器をchinaと表現するのは、磁器づくりが中国で完成され世界に広まったからのようです。[ロングマン]でもa hard white substance produced by baking a type of clay at a high temparature「高温で土類を焼いて形成される硬質の白磁器」としています。一方、japanは[ロングマン]、[オックスフォード]、[コウビルド]には掲載がありません。chinaは実際に欧米で通じますが、japanは通用しないとも言われます。
            日本漆器の代表的な産地に石川県の輪島があります。本年の元日に輪島を含む能登半島が大きな地震に襲われたことが世界でどのように報道されたのか分かりませんが、Wajima japanの復興が伝えられる日を待ち望みたいと思います。
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