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大阪府 豊能郡 能勢町 下田尻1060

塾長 ブログ

学力を測る英語問題-2

2025/8/24

    英検3級の過去問から、
    問.(        )に入れるのに最も適切なものを一つえらびなさい。
        Son: It's getting dark. (          )
    Mother: Yes, please. And close the curtains, too.
        1  Can we go home soon?
        2  Are you watching TV?
        3  Shall I turn on the light?
        4  Would you like some breakfast?

    「暗くなってきたよ。(   )」
    「ええ、お願いね。カーテンも閉めてね」の対話が成立するためには、空所内は、「暗くなってきた」に関連する表現で、感謝された上、カーテン「も」閉めてねに続き「得る」ような表現でなければなりません。1ではなく、きちんと3が選べること。そのどこが学力なのって?
    その判断力って、立派な学力じゃないですか。

    〇〇な人に、いいことが起こる

    2025/8/19

      伊集院静が語ったことば
      「仕事の喜びとは何か?結果を称えられることか。金を得ることか?そんなちっぽけなもんじゃない。それは仕事をしていて、自分以外の誰かの役に立っていることがわかることだ。それこそが仕事の真の価値なのだ」

      「ジーニアス英和辞典」にこのような例文があった。
      ―those:those who「(~する)人たち」
      Good things happen to those who work hard for other people.

      注1)good things複数形=「いくつもいいことが」
      注2)動作動詞の現在形=習慣「~するものだ」

      なぜか今、伊集院静「贈る言葉」より

      2025/8/17

        新社会人おめでとう。
        君は今春、どんな職場でどんな仕事に就いただろうか。そこが君の出発点だ。君を迎えた人たちは皆、こころから祝福している。どうして皆がおめでとうというのだろうか。
        世の中にはさまざまな事情で働けない人たちが大勢いる。その人たちの夢を私は聞いたことがある。「どんな仕事でもいいから働きたい。働いて一人前の人として生きたい」。皆知っているんだ。仕事をする、働くことがどんなに素晴らしいかということを。
        仕事とはきびしいものか?それはきびしいに決まっている。仕事はつらいか?勿論、つらい時もある。耐えなくてはいけない時があるか?ある、ある。でもそんなものは仕事の一部分でしかない。仕事には私たちを辛苦に耐えさせる何かがある。
        働くことで人は今の社会を作ってきた。そうでなければとうに人類は地球から消えている。すべての人の生に尊厳があるように、どんな仕事にも尊厳がある。生きる喜びがあるように、仕事にも喜びがあることを、君はいつか知るだろう。
        仕事の喜びとは何か?結果を称えられることか。金を得ることか?そんなちっぽけなもんじゃない。それは仕事をしていて、自分以外の誰かの役に立っていることがわかることだ。それこそが仕事の真の価値なのだ。
        初仕事をはじめる前に守ってほしいことがある。それは今まで君が生きてきて大切にしていたものを捨てないことだ。
        ファッションでも、音楽でも、恋愛だっていいんだ。大切にしているものには、そこに個性がある。個性は君そのものであり、創造の原動力だ。皆が同じカラーで仕事をする時代は終わったんだ。
        いつか個性が役立つ時がくる。いつか喜びを知る時がくる。目指す頂は高いぞ。
        その時のために身体をこころを鍛えておこう。2008.4.1

        学力を測る英語問題

        2025/8/13

          入試や検定試験での英語問題は、もちろん英語力を測るために作られていますが、その英語力を支える「学力」をも測るように準備されています。入試を受けて、ある高校や大学に進学したとして、そこでの学業や研究に立ち向かうには、単に英語力があるかどうかだけではなく、より幅広い未知の「知」にたじろがない、その人の地力が必要とされるのです。それが、高校・大学の先生が生徒に求める「学力」です。

          英検3級の過去問から、
          問.(        )に入れるのに最も適切なものを一つえらびなさい。
          A: Thanks for lending me this book.
              I really enjoyed it.
          B: You can (        ) it if you like.
              1  win    2 wait    3 rise    4 keep

          英語力を持っていれば、空所に入るのは「助動詞canの後だから動詞の原形」で、「目的語itをとる他動詞であることが分かります。1~4は全て動詞の原形で、通常他動詞として使用されるのは1 win、と4 keep。
          もちろん、A「貸してくれてありがとう。この本とてもおもしろかった」に対して、B「よかったら、(        )してていいよ」という発言に繋がるのは、keepしかないのだけれど、この「もちろん、keepだよね」と判断を下せるのが、求められている「学力」なのです。
          何なに、簡単すぎるって?それはあなたに「学力」が備わっているからですよ。

          an elevator / the elevator

          2025/8/10

            数えられる名詞につける、aとtheもどう選択すればよいか悩んでしまう場面があるでしょう。
            「エレベータが来るのを待つ時に、10秒も経たないうちにイラついてしまう」であれば、
            When I wait for an elevator / the elavator to come, I get annoyed within 10 seconds.
            でしょうが、an elavatorと表現すべきか、the elevatorとすべきか悩んでしまうのではないでしょうか。
            ここでのエレベータは、任意の昇降装置であり、ボタンを押して到着するのは通常1台のエレベータでしょうから、elevatorsよりはan elevatorの方が自然でしょう。また、何か特定のエレベータを指すのではなく、どれかやってくる1台のエレベータですから、the elevatorよりもan elevatorの方が適切であるようにも思われます。しかし、一番自然な表現は、
            When I wait for the elavator to come, I get annoyed within 10 seconds.
            です。「仮想の場面であっても、やって来るのは目の前にある(限定された)エレベータ」と考えるのです。場面想起力が必要とされますね。
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