エキップ英語教室 エキップ英語教室

大阪府 豊能郡 能勢町 下田尻1060

塾長 ブログ

完了形が表すことは

2026/1/25

    中学で英語を学習すると、時制として「現在」→「過去」→「未来」を表す表現を習います。そして「現在完了」。「完了」というのは、その基準となる時制の過去サイドを表す表現なので、現在完了であれば、現在の過去サイドを表す表現ということになります。

    I lost the key.「鍵を失くしました」
    が伝えるのは「過去のある時点で、鍵を紛失した」という事実のみです。その鍵がその後見つかったのか、あるいは失ったままなのかについては何も言及していません。
    ですが、ここで現在完了を使うと、「鍵を失くして→今もまだ失くしたままだ」という〈現在の過去サイド〉全般を表現できるのです。
    I have lost the key.「鍵を失ってしまった(今もまだ失ったままだ)」

    現在完了は、日本語表現にはない時間把握の概念なので、最初とまどうかもしれませんが、「『完了』は基準となる時制の過去サイドを表す」と覚えておけば、過去完了や未来完了。それから不定詞や動名詞、分詞の「完了」表現などすべて同じ考え方で理解できるようになります。

    共通テスト〈英語・リーディング〉

    2026/1/21

      R8年度共通テスト〈英語〉が1/17(土)に実施された。昨年度の問題が、これまでの共通テストにおける問題改善の集大成として優れたものであったため、今年度もそれを引き継ぎ、洗練を深めた良問であった。
      昨年度の第6問「地球を守る〇〇レンジャー」はちょっと突飛なトピックであったため取りつくのが難しかったが、今年度は「剣道女子の部活帰りのおにぎり屋」で、高校生に馴染みやすい物語となった。
      第7問も昨年度は「草食動物と肉食動物の睡眠」という高校生の日常から少し遠い話しだったものが、今年度は「まどろみの時間の効用」という、高校生も自分の日常体験から理解・共感しやすいものになっていた。
      語彙レベルでは、高校学習語と思われる語が、昨年度は340語あったのに対し、今年は292語であったため、その点でも読みやすく解きやすいと感じた受験生が多かったのではないだろうか。
      〈英語・米語〉の問題では、昨年度第2問が「イギリス人著者」の英文を読ませるという設定にも関わらず、transportation「米語」が使われており、transport「英語」であるべきだったのではと指摘されていた点は、今年度は第5問でイギリス英語が扱われた際に、centreやcolourfulなどの英語綴りで少しらしさを表現するのに留まった。

      普通の文法書には載っていない

      2026/1/18

        We have been best friends for five years.
        「私たちは5年来の親友だ」
        状態動詞を用いて「…の間ずっと~だった」という場合には〈have+状態動詞の過去分詞+for+期間を表す名詞〉の形をとります。この期間を表すforについてはどの参考書・問題集にも説明や練習問題があります。
        一方、動作動詞を用いて同様の表現をする場合について触れている参考書・問題集はほぼありません。
        This town has changed greatly over [in] the last ten years.
        「この10年で、この町は大いに変わった」
        のように、期間を表す語はforではなくて、over/inを用いるのです。
        このover/inについて解説している参考書や問題集はほぼありませんが、英検の問題ではよくお目にかかる頻出表現です。

        注)現在完了進行形〈have+been+(V)ing〉には、期間を表すforを使います。
        Our sales have been increasing for the last two years.

        結局、外国語習得に必要なのは

        2026/1/14

          AI翻訳機能が発達した現在「外国語を学ぶ必要はもうない」のでしょうか。英語力ゼロから2年でスポーツ通訳者になった酒井 龍さんの勉強法は、
          「1冊の英単語帳」を約250周。「同じ教材」を1年間、1,200回のシャドーイング(聞いた音声の後をすぐに追いかけるように復唱する学習法)」だったそうだ。
          「反復は大事ですが、もっと大事なのは継続。さらに言うと、やめないこと」が語学学習には大切だと。
          駿台予備学校の竹岡広信先生の話では、「同じテキストを5周勉強した生徒は、その学習集団の上位20%に入る学力を身につける」のだそうだ。また東大合格者は「同じテキストを13周は勉強する」らしい。東大に合格する受験生の努力もすごいが、酒井さんの単語集×250周は桁違いだ。1,200回のシャドーイングということは、1日当たり3周以上している。まさに「英語にどっぷり浸かって、飽きもせず『同じテキスト』を繰り返し続けた先に、語学を極めた今の英語力があった」ということだ。

          have+(V)p.p.の「アキハバラ」現象とは

          2026/1/11

            have+(V)p.p.で現在完了を表します。
            He has done it. → Has he done it?
            となりますから、
            He speaks French. → Does he speak French?
            のDoesと同様に、have/hasは「助動詞」と理解されます。

            他の助動詞との違いはhave/hasの後が動詞の原形ではなく、(V)p,p.の過去分詞形となることです。
            現在完了は、昔むかし〈have+名詞+他動詞の過去分詞形〉/〈be動詞+自動詞の過去分詞形〉で表されていました。
            〈昔〉I have it done. → 〈今〉I have done it.
            このように語が入れ替わる現象は「アキハバラ現象」と呼ばれるそうです。「秋葉原」の本来の読みは「アキバハラ」でしたが、今では「アキハバラ」となっています。でも通称は「アキバ」。
            発音のし易さが優先されるのは言語に共通する特徴なのでしょう。

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