塾長 ブログ
シンプルに
2026/8/2
一つのものに何でもかんでも詰め込んでしまうと、メインであるはずのものが見えにくくなってしますことがあります。
プロ野球の試合などでも、野球に関係のないイベントが何回もイニング間に挟み込まれます。来てもらったお客さんに楽しんでもらって、さらなる集客につなげる。一瞬でも気を抜かさせてはなるものかと繰り出される、全過程のエンターテインメント化。
もうずいぶん昔になりますが、アメリカ・ボストンのフェンウエイ野球場で、レッドソックスとトロント・ブルージェイズの試合を観たことがあります。日本の球場ではお決まりの、鳴り物による応援などありません。選手の応援歌もありません。7回裏の攻撃が始まる前に、「Take me out to the ball game」を球場に来たみんなで歌うという有名な習慣がありますが、これは「7th Inning Stretch(セブンス・イニング・ストレッチ)」と呼ばれ、長時間の観戦で凝り固まった体を伸ばし、リフレッシュするための時間でもあります。
それ以外は、チームの看板打者が打席に入った時に少し盛り上がる程度。みんな静かにプ観戦します。打球音が球場に響き、目の前のプレーに観客が集中する。もちろん、よいプレーには拍手。とてもシンプルです。
プロの素晴らしいプレーを静かに楽しむには、もはや球場には行かず、テレビやDAZNの中継を利用するしかないのでしょうか。
プロ野球の試合などでも、野球に関係のないイベントが何回もイニング間に挟み込まれます。来てもらったお客さんに楽しんでもらって、さらなる集客につなげる。一瞬でも気を抜かさせてはなるものかと繰り出される、全過程のエンターテインメント化。
もうずいぶん昔になりますが、アメリカ・ボストンのフェンウエイ野球場で、レッドソックスとトロント・ブルージェイズの試合を観たことがあります。日本の球場ではお決まりの、鳴り物による応援などありません。選手の応援歌もありません。7回裏の攻撃が始まる前に、「Take me out to the ball game」を球場に来たみんなで歌うという有名な習慣がありますが、これは「7th Inning Stretch(セブンス・イニング・ストレッチ)」と呼ばれ、長時間の観戦で凝り固まった体を伸ばし、リフレッシュするための時間でもあります。
それ以外は、チームの看板打者が打席に入った時に少し盛り上がる程度。みんな静かにプ観戦します。打球音が球場に響き、目の前のプレーに観客が集中する。もちろん、よいプレーには拍手。とてもシンプルです。
プロの素晴らしいプレーを静かに楽しむには、もはや球場には行かず、テレビやDAZNの中継を利用するしかないのでしょうか。
先ずは「単語」と「紙の辞書」
2026/7/29
多くの学校で夏休みが始まっている。長期休暇を上手く使って学力向上を果たしてもらいたい。英語学習のポイントは、語彙の獲得だろう。言語の学習は単語に始まって単語に終わるものだから。
単語集を中心に据えるのはよいが、音声データを活用して、「つづり・意味・発音」をセットにすることを忘れないように。そして、長文などで「知っている単語」が出てきても、「覚えた意味」では上手く訳出できないような場合には、必ず「英和辞典」に当たろう。単語集は一語:一訳/ニ訳にコンパクトにまとめてあるものが多いが、多くの単語は意味が複数ある多義語なので、単語集で覚えた意味が役に立たないと感じることも多いものだ。
△まさにそこが分水嶺△
「時間もないのに、辞書なんか引いてられるか」とか思ってしまうようなら、今の学力位置から頭一つ抜け出すのは難しい。そんな時に「タイパ」とか「コスパ」とか言っていると、英語の女神が微笑んでくれることは期待できそうにない。
そして、未知の意味を調べる時にこそ、「紙の辞書」を活用してほしい。タブレットやスマホに比べ、一覧性が圧倒的に高い。「タイパ」を重視する人にこそ「紙の辞書」を使ってもらいたいものだ。
単語集を中心に据えるのはよいが、音声データを活用して、「つづり・意味・発音」をセットにすることを忘れないように。そして、長文などで「知っている単語」が出てきても、「覚えた意味」では上手く訳出できないような場合には、必ず「英和辞典」に当たろう。単語集は一語:一訳/ニ訳にコンパクトにまとめてあるものが多いが、多くの単語は意味が複数ある多義語なので、単語集で覚えた意味が役に立たないと感じることも多いものだ。
△まさにそこが分水嶺△
「時間もないのに、辞書なんか引いてられるか」とか思ってしまうようなら、今の学力位置から頭一つ抜け出すのは難しい。そんな時に「タイパ」とか「コスパ」とか言っていると、英語の女神が微笑んでくれることは期待できそうにない。
そして、未知の意味を調べる時にこそ、「紙の辞書」を活用してほしい。タブレットやスマホに比べ、一覧性が圧倒的に高い。「タイパ」を重視する人にこそ「紙の辞書」を使ってもらいたいものだ。
コアなイメージを持とう
2026/7/26
英語では、接続詞を用いない一文の中では動詞を2つ使用することが原則的に出来ないので、後ろの動詞を、前方の動詞の目的語(=名詞)化するため、(V)ing:動名詞かto (V):不定詞の名詞的用法にする必要がある。
I enjoy playing tennis.
I want to play tennis.
後の動詞が(V)ingになるか、to (V)になるかは、前の動詞が支配することなので、enjoy→(V)ing/want→to (V)と、ひとつ一つ覚えてもよいが、基本的なコアイメージを掴んでおくと「理解しやすい」。
(V)ingは「もうすでに~している」(例:泳いでいる)イメージで、既にその動きに入っているところから「過去・現在」を象徴する。
I like drinking coffee.「コーヒーを飲むのが好きなんです」
一方、to (V)は、toが「→」のイメージを持っている(ex. go to Tokyo)ので、まだ起こっていない=これからのこと=「未来」を象徴する。
I would like to drink coffee.「できればコーヒーが飲みたいのですが」
このコアなイメージを持つことで、V+(V)ingが出て来たり、V+to (V)が出て来たりする場面で、「なるほどね」と理解することが出来るはずだ。
I enjoy playing tennis.
I want to play tennis.
後の動詞が(V)ingになるか、to (V)になるかは、前の動詞が支配することなので、enjoy→(V)ing/want→to (V)と、ひとつ一つ覚えてもよいが、基本的なコアイメージを掴んでおくと「理解しやすい」。
(V)ingは「もうすでに~している」(例:泳いでいる)イメージで、既にその動きに入っているところから「過去・現在」を象徴する。
I like drinking coffee.「コーヒーを飲むのが好きなんです」
一方、to (V)は、toが「→」のイメージを持っている(ex. go to Tokyo)ので、まだ起こっていない=これからのこと=「未来」を象徴する。
I would like to drink coffee.「できればコーヒーが飲みたいのですが」
このコアなイメージを持つことで、V+(V)ingが出て来たり、V+to (V)が出て来たりする場面で、「なるほどね」と理解することが出来るはずだ。
someについて考える
2026/7/22
someは数えられる名詞にも、数えられない名詞にも使える不思議な存在です。
I need some books. / I want some water.
例えば、数が多かったり、量が多かったりする場合は、
I have many books.とか、Do you have much snow this winter?とか、それぞれの可算/不可算の名詞に合わせて、many/muchの使い分けをしなければならないわけですから、加算/不可算の区別なく使えるsomeは、とらえどころのない、正体不明の存在に感じられます。
someの基本的なイメージは「存在するが、はっきりしない数量」です。うーん、はっきりしないですね。
数量が少ない内は、「いくつか/いくらか」で対応できますが、数量が増えた時には表す意味を考える必要があります。
Some of the world's top athletes are vegetarians.
これを「世界のトップアスリートの幾人かは菜食主義者です」としてしまうと、その人数は「はっきりはしないけれど、3人から5人くらい」のイメージです。この人数理解はsomeの表現したいことと実は合致していません。
someの基本的なイメージは「存在するが、はっきりしない数量」なのです。
ですから、適切な和訳は「世界のトップアスリートの中には菜食主義者の人もいる」と、あくまで数についてはぼんやりさせておくのが適切です。
I need some books. / I want some water.
例えば、数が多かったり、量が多かったりする場合は、
I have many books.とか、Do you have much snow this winter?とか、それぞれの可算/不可算の名詞に合わせて、many/muchの使い分けをしなければならないわけですから、加算/不可算の区別なく使えるsomeは、とらえどころのない、正体不明の存在に感じられます。
someの基本的なイメージは「存在するが、はっきりしない数量」です。うーん、はっきりしないですね。
数量が少ない内は、「いくつか/いくらか」で対応できますが、数量が増えた時には表す意味を考える必要があります。
Some of the world's top athletes are vegetarians.
これを「世界のトップアスリートの幾人かは菜食主義者です」としてしまうと、その人数は「はっきりはしないけれど、3人から5人くらい」のイメージです。この人数理解はsomeの表現したいことと実は合致していません。
someの基本的なイメージは「存在するが、はっきりしない数量」なのです。
ですから、適切な和訳は「世界のトップアスリートの中には菜食主義者の人もいる」と、あくまで数についてはぼんやりさせておくのが適切です。
疑似分裂文
2026/7/19
前回の続き
分裂文とはIt is〈強調したい名詞・副詞相当語句〉that〈他の文の要素〉.という形になっているもので、一般には強調構文と呼ばれています。
元の文:Tom broke the window yesterday.
分裂文
(1) It was〈Tom〉that〈broke the window yesterday〉.
(2) It was〈the window〉that〈Tom broke yesterday〉.
(3) It was〈yesterday〉that〈Tom broke the window〉.
どれも元の文を〈2つのパート〉に分けて、It is…thatの間の個所を強調しています。これと同様に、It is…thatを使わずに2つのパートに分けて「AはBだ」と強調する文のことを「疑似分裂文」と呼びます。
What I want is peace.「私が欲しいものは平和だ」
be動詞の前後(主語・補語)を入れ替えても表現できます。
Peace is what I want.
whatは疑問詞「何」ではなく、「~すること」を表す関係代名詞です。
whatが疑似分裂文の代表選手ですが、〈A〉is〈B〉構造を取り、A/Bが節構造になっているものは疑似分裂文なので、次の例もそうです。
(a) The only thing I want is a break.
(b) The person who called you is Ken.
(c) The place we met was Paris.
ですから、ビートルズのAll you need is love./Love is all you need.という歌詞も疑似分裂文なのです。
分裂文とはIt is〈強調したい名詞・副詞相当語句〉that〈他の文の要素〉.という形になっているもので、一般には強調構文と呼ばれています。
元の文:Tom broke the window yesterday.
分裂文
(1) It was〈Tom〉that〈broke the window yesterday〉.
(2) It was〈the window〉that〈Tom broke yesterday〉.
(3) It was〈yesterday〉that〈Tom broke the window〉.
どれも元の文を〈2つのパート〉に分けて、It is…thatの間の個所を強調しています。これと同様に、It is…thatを使わずに2つのパートに分けて「AはBだ」と強調する文のことを「疑似分裂文」と呼びます。
What I want is peace.「私が欲しいものは平和だ」
be動詞の前後(主語・補語)を入れ替えても表現できます。
Peace is what I want.
whatは疑問詞「何」ではなく、「~すること」を表す関係代名詞です。
whatが疑似分裂文の代表選手ですが、〈A〉is〈B〉構造を取り、A/Bが節構造になっているものは疑似分裂文なので、次の例もそうです。
(a) The only thing I want is a break.
(b) The person who called you is Ken.
(c) The place we met was Paris.
ですから、ビートルズのAll you need is love./Love is all you need.という歌詞も疑似分裂文なのです。

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