エキップ英語教室 エキップ英語教室

大阪府 豊能郡 能勢町 下田尻1060

塾長 ブログ

夏休みの目標は

2025/7/9

    夏休みの目標は「学習の継続」が最優先。
    学校に通っていると、生徒は意識しなくても(教員が学習内容を精査しているので)「大切な内容」を目の前に提示してもらえます。が、夏休みなどの長期休暇では、課題は与えられるものの、目の前に先生はいないので、学習への取り組みが学校にいるようには順調には進みません。学校が学習のための場であるのと同様に、家庭はくつろぎの場ですから、学校と同じくらいに集中して家庭で学習に取り組むのは本来的に簡単なことではないのです。
    夏には、上手く塾を活用することが、学習を持続させるための方法の一つです。1時間~1時間30分くらいの通塾しての学習時間に加え、通塾前に30分の予習と帰宅後に60分の学校の夏期宿題に取り組めば、それほど無理せずに2~3時間の学習を毎日続けることが出来るでしょう。
    エキップ英語教室の夏期講習はWebサイト「新着情報」に概要を載せていますが、7/12(土)の朝刊折込チラシでも案内します。シラバス等詳細はメールにて請求してください。
    夏に一回り大きく成長し、自分の可能性を広げましょう。

    40言語を操るEUの翻訳家

    2025/7/6

      言語を学ぶたびに開く新たな世界に、その高揚感は尽きないのだそうだ。
      27加盟国からなるEUの行政機関・欧州委員会で法律文書などを翻訳するアイオニイス・イコノムさんはギリシャのクレタ島の生まれだそうだ。
      島を訪れる外国人観光客と話したい一心で、5歳から教本を擦り切れるほど読み込み、独学で使える言語を増やしてきた。
      中学生でロシア語がわかった時は身震いがしたそうだ。ギリシャ語でも読んだトルストイの作品を原書で読み直すと、「作家が語りかけてくるような臨場感だった」。
      言語習得の近道は、毎日1分でも触れることという。毎年1言語の習得を目標に、昨年は南米ボリビアを訪れ、先住民が使うアイマラ語を習得し、今年は西アフリカ・セネガルなどで使われるウォロフ語を勉強中なんだとか。
      言葉からその文化を知り、自分の生活が豊かになる。ほとんど恋なんです」の言葉がまた素敵だ。

      〈2025.6.23 朝日新聞朝刊「ひと」より〉

      アリストテレス『弁論術』

      2025/7/2

        説得的対話のために必要な要素とは?古代ギリシャの哲人アリストテレスが『弁論術』のなかで3つの鍵を語っています。カタカナ表記すると、「ロゴス」「エトス」「パトス」がその3つ。この3要素を表すギリシャ語は、その後英語にも借入されました。
        ロゴス→Logic
        エトス→Ethics
        パトス→Passion
        自分の主張を相手に届け、理解してもらうには、Logic「論理」により主張に至る思考の道筋が、なるほどと膝を打ってくれるものでなくてはいけませんね。
        そしてどれだけご立派な主張でも、それを唱えている人物が信頼に足る相手でなくてはなりません。Ethics「倫理」に満ちたこの人がそれほど言うのであればという人徳が必要になります。
        そして、襟を正した人物が正論をぶったとしても、相手を説得し思考を改めさせるにはPassion「熱情」がなくてはなりません。
        ディベートは相手を説得する技術を競いますが、上記の要素を満たしているかも大切な視点です。

        英検二次試験対策~有名英会話学校の場合

        2025/6/29

          英検の二次試験はSpeaking力が測られます。受験生がその対策にかけられる費用はどれくらいでしょうか。
          英会話学校の中では信頼感の高いベルリッツが英検対策の短期集中講座を開講しています。「英検二次面接 直前対策コース」の場合、平日の10レッスン受講に必要な費用はで76,230円(税込)。1コマ当たり、7,623円です。高いと思いますか、それとも妥当だと感じますか。
          英検1級なら二次試験対策は是非、訓練を積んだネイティブにお願いしたいですね。準1級でもそれが望ましいですが、オンラインでフィリピンなど海外のネイティブと話ができるサービスを利用して自信をつける方法もあります。
          それはもちろん、「金に糸目は付けない」富裕層であれば、2級以下であっても、ちゃんとトレーニングを積んだネイティブにお世話になるのがベストの選択かもしれませんが、コスト・パフォーマンスの点からみると、費用は高すぎるのではないでしょうか。
          エキップ英語教室では、1コマ2,000円+αでおこなう通常学習の中で、非ネイティブの塾長が、二次試験合格レベルまで指導します。

          英検取得率の実態

          2025/6/25

            文部科学省が全国の公立校を対象とした、2024年度の英語教育実施状況調査の結果を公表した。
            中3で英検3級相当以上の英語力がある生徒は、前年度より2.4ポイント上昇して52.4%。高3で英検準2級相当以上の生徒は1.0ポイント上昇して51.6%だったのだそうだ。
            これをマスコミなどが報じる際には「中3で英検3級以上が52%」のような表現になる点には注意が必要だろう。52.4%の中身だが、実際に英検を受験して3級合格以上のスコアを取得した生徒は27.8%に過ぎない。学校などの成績を基に、教員が「相当する力がある」と判断した生徒が24.5%も加えられているのだ。同様に、高3の準2級も、実際の検定受験で合格スコアを超えた者は31.8%であり、教員による「相当」との判断した者が19.8%いる。
            検定受験には費用が発生するから、全員に受験をさせるのはほぼ不可能だ。そこで、この生徒なら「合格できるんじゃないか」と教員が判断する訳である。だが、実際に英検を受験したことで得られるCSEスコアと学校の英語の成績との相関はほとんどない。一方、英検CSEスコアと模擬試験偏差値とであれば、一定の相関は認められる。
            中3で英検3級合格以上の力がある生徒は、全体の30%強といったところだろう。
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