エキップ英語教室 エキップ英語教室

大阪府 豊能郡 能勢町 下田尻1060

塾長 ブログ

英検受験者への学習アドバイス〈準2級〉

2025/11/2

    2025年度第2回英検受験者への英検協会からのアドバイス(抜粋)
    Reading
    (1) 単語は意味を覚えるだけでなく、例文と共に使い方も併せて覚える。
    (2) 文ごとの理解だけでなく、文と文、段落と段落のつながりにも注意して、全体の流れを見失わないように。
    (3) ある程度の速さで読むには、英語の語順に沿って、意味のまとまりごとに理解していくよう心がける。→スラッシュの活用を。
    Listening
    (1) 単語-単語がつながって聞こえたり、弱く発音されたりする。→スクリプトを活用して、自分でもモデル音声を真似てみる。
    (2) 知らない単語は何度聞いても理解することはできない。
    Writing
    (1) 伝えたいことをどのような順番・流れで書けばさらによくなるかを考える。
    (2) 伝えたいことをさらに適切に表現できるように、より多くの文の形を身につける。

    STYLEとは

    2025/10/29

      「あの人スタイルがいいね」は容姿〈体つき〉を褒める言葉ですが、英語ではそのような場合「He has a good figure.」と表現します。

      styleを[longman]で引くと、
      (1) [様式] a particular way of doing, designing, or producing something, especially one that is typical of a particular place, period of time, or group of people
      (2) [流儀] the particular way that someone behaves, works, or deals with other people
      と共に、
      (3) [文体] a typical way of writing, painting etc that is used by a particular person or during a particular period of time
      が提示されます。

      その人特有の創造の仕方は、その人独自の働き方を基盤として、その人のものとすぐに分かるモノの書き方=スタイルを生み出します。習作の時代には、おそらく、多くの葛藤とその超越が繰り返されることでしょう。

      鉄の女語録

      2025/10/26

        英国のサッチャー氏が保守党初の女性首相に選出されたのが1979年。1990年まで10年以上、長期に政権を担った。よく知られる「鉄の女」の名称は、強硬な反共主義を揶揄するために、当時のソ連国防省の機関紙が呼称してから代名詞として定着した。当のサッチャーはこれを気に入っていたという。いくつか名言を紹介する。

        Defeat? I do not recognize the meaning of the word.
        「敗北?私はその言葉の意味を存じ上げません」
        Being powerful is like being a lady. If you have to tell people you are, you aren't.
        「影響力があるかないかは、レディの資格があるかないかに似ている。自分はレディだと人に言わなければならないようでは、レディではないのです」

        ワーク・ライフ・バランスという言葉を捨てると自民党総裁に選出された高市氏が述べた背景には、次のサッチャーの言葉があったはずだ。

        I do not know anyone who has got to the top without hard work. That is the recipe. It will not always get you to the top, but should get you pretty near.
        「懸命に働かずしてトップに立った人など私は一人も知らない。それがトップに立つための秘訣だ。必ずしもそれでトップに立てるわけではないが、かなり近いところまでは行けるはずだ」

        他動詞には目的語が必要なはずなのに

        2025/10/22

          英文理解の際、主語→動詞の確定に続き確認する必要があるのは、その動詞が目的語を持っているかどうかです。目的語を必要とする動詞は「他動詞」で、目的語を必要としない動詞が「自動詞」です。
          例えば、takeは通常、他動詞として用いられ、直後に目的語〈動詞の対象となる語〉を置きます。
          I'll take you to the park.

          ところが、中には、この原則が当てはまらない場合もあります。
          (a) We took into consideration each child's physical strength.
          この例では、動詞takeの直後に名詞が無く、代わりに「前置詞+名詞」が置かれています。「前置詞+名詞」は一つの塊chunkを形成するので、intoを無視してconsiderationが目的語だとはなりません。

          take+O+into considerationで「Oを考慮する」の意味になり、上記の例文をこれに当てはめて表現すると、
          (b) We took each child's physical strength into consideration.
          となるのですが、目的語が長いので、took-into considerationの関係性が見えにくく(理解しにくく)なってしまいます。
          そこで、長い目的語を後置する(a)ことで、その関係性を明示する方を優先している訳です。
          「私たちは考慮したのです→子ども一人一人の体力を」が成立するほどに、「takeには目的語があるはず」という安心感がこの表現を可能にさせるのでしょう。

          辞書を新調しました

          2025/10/19

            長く座右にあった辞書だが、さすがに30年も使っているとそろそろ新しくしなければと思い、先日新調した。もちろん、英和辞典や英英辞典は最新版が出ればすぐ買い求めるので(私は『ジーニアス』と『ロングマン』)、今回新調したのは国語辞典だ。かつて同僚に薦めてもらった『現代国語例解辞典 第1版』(小学館)で不足感は全くなかったが、言葉というのは変化もするので、辞書は適切な時期に更新すべきだったろう。
            今回も同僚に「国語辞典を新しくしたいのですがお薦めはありませんか」と聞いてみたが、「語釈やらフォントやら、合う合わない、使いやすい使いにくいがあるから、書店で見比べるのがいいですよ」と金言をいただいて、梅田の大型書店にいそいそ出かけた。
            各社から何冊も出版されているので、インターネットで下調べし、候補を2~3に絞っておいた。ただネット情報も所詮他人の書評だ。『現代国語例解辞典 第5版』(小学館)は国語の先生の使用率が高いと好評だったが、私にはごちゃごちゃと見にくいのですぐ落選とした。
            結局購入したのは『岩波国語辞典 第八版』。端正にして簡潔な語釈がとてもよいと感じた。広げた時に横幅をあまり取らない収まりの良さも気に入った。たぶん生涯最後の国語辞典となるだろう。
            上へ