エキップ英語教室 エキップ英語教室

大阪府 豊能郡 能勢町 下田尻1060

塾長 ブログ

「よく~したものだ」

2026/5/13

    助動詞wouldは、しばしばoften/alwaysなどの副詞を伴って「よく~したものだ」と過去を回想し、懐かしむ表現です。動詞は動作動詞に限られます。
    As a child, I would often go fishing at a nearby river.
    「子どもの頃、近くの川によく魚釣りに行ったものだ」

    一方、助動詞used toは「〈現在と対比して、昔は〉よく~したものだ」を表す表現です。動詞は動作動詞も状態動詞も続きます。
    I used to drive to work, but now I go by bike.
    「昔は車で仕事に行ったが、今は自転車を使っている」
    There used to be a theater in this town.
    「〈今はなくなってしまったが〉昔はこの町に劇場があった」

    「よく~したものだ」だけを日本語で切り出すと、would oftenもused toも入れ替え可能な同意表現と捉えてしまう可能性が高いです。「助動詞は動詞とセット」で使われるものですから、動詞にも目配りすると共に、なぜ2つの表現があるのか、その違いもおさえておきたいものです。

    5月病に負けるな

    2026/5/10

      新学期が始まり1ヶ月。連休も明けて1学期前半の授業も後半戦に突入しています。今月末には中間考査という学校も多いことでしょう。新入生も緊張の4月を過ごし、学校に馴染んで少し落ち着いて生活できるようになってきた頃です。
      順調に学校生活を送る人を横目で見ながら、なかなか周囲との距離を埋められず、学校に向かう脚が重く感じられる人もいるのではないかと思います。出来上がっている人間関係の中に割り込んで行くのは難しいし、学校での勉強を十分理解するのが難しいこともあるかもしれません。しかし、心の平静が保てる旧世界(=家庭)の中に居続けては、新鮮な実感を伴う体験はそうそうできるものではありません。今はマイナスに感じられる経験でも、将来に渡ってマイナスであり続けることが決まっている訳ではありません。家以外の居場所の中で、新しい環境に触れ、結果として新しい自分を形成して行くのです。全ての経験が自分を前進させてくれるはず。昨日の自分を越えて行きましょう。
      (ただし、いじめにあっているような場合には学校に行く必要はありません。むしろ、それを旧世界と捉え、その学校以外に自分の居場所を捜すべきでしょう)

      wouldを見たら

      2026/5/6

        willの過去形はwould。中学で時制の一致を習うと、忘れてはいけない注意ポイントになります。
        He says that he will be an artist.
        →He said that he would be an artist.

        しかし、これが高校2年生くらいになって長文読解などに取り組みだすと、意識の変革を迫られます。つまり、時制の一致によらないwouldの使用というのが、より一般的な使用例なのだという理解が求められるのです。
        It would be better to talk with your teacher.
        この英文が言わんとするのは「先生と話した方がいいと思うんだけど」という〈現在〉の話者の少し控えめな意見提出であって、「先生と話すのがよかっただろう」とかいう〈過去〉の表現ではありません。
        助動詞の過去形を見たら「これって仮定法?」と考えて、If節は持たないものの、「(もしかしたら)先生と話すのがいいかも」という仮定法過去の表現であることを察知する必要があります。
        難しそうですか?でも慣れれば簡単。そして実によく用いられる表現であることに驚くことになります。鍵は「助動詞の過去形」。見落とさないようにしましょう。

        教員のパフォーマンスを引き出すには

        2026/5/3

          変化のスピードにはいろいろあるが、学習に限っては急激な伸長というのはあまり望めない。学習面で何かを取り入れてみたとしても、その効果が表れるのは4ヶ月は先になるだろう。今から始めて、夏休みが終わる頃、ようやくその効果が表れるようになる。
          学習面で取り入れるべきその何かだが、最も必要で効果的なのは学習時間の拡張だ。1時間を2時間にする。それに慣れたらさらに3時間に。中学3年や高校3年のこの時期なら、少なくとも平日にこれくらいの学習量は必要だ。
          効率的な学習やタイムパフォーマンスを目指すのは、平日5時間の学校外学習をこなせた先の話であろう。一人ではその学習量の維持は難しいだろうから、友人やクラスメイトと家庭学習の時間を合わせて取り組んでみるのもいいだろう。
          進学を意識した学校の、受験教科の担当者なら、これをやりなさいという適切な課題を設定してくれるかもしれない。この辺りは、その担当者が生徒の学力把握・学習状況把握に基づいておこなうのだが、それは担当者にとって必ずしも義務的なものではないから、担当者によって玉石混合の状態であるかもしれない。
          生徒の力を伸長させるのは教員の役割のひとつだろうが、生徒として覚えておくべきなのは、教員の力を引き出すのも、また生徒であるということだ。先生から+αを引き出したいなら、自分も+αの意欲を持って授業に臨む。日頃から十分に研鑽を積んでいる先生なら、通常の授業で発揮しているパフォーマンスは、本来その先生が持つパフォーマンスの3-4割程度ではないだろうか。もっと多くを引き出して有用に利用したいなら、授業に積極的に係わることでこそ、それが可能になる。
          教員の持つパフォーマンスの7割くらいが引き出されるのであれば、生徒も教員も充実感を持って授業を終えられるようになるだろう。

          学力を問う問題

          2026/4/29

            英語の試験は英語力が問われます。ですが、英語の問題は単に英語力だけが問われているわけでもないのです。

            Tom will be in London by now.
            willは未来の事項に対して用い「~だろう」、byは完了の期限を表して「…までには」。byをtill/until[継続の期限:…までずっと]としっかり区別できているのはよいが、
            「トムは現在までにはロンドンにいるでしょう」では、この英文の表す内容がきちんと理解されているとは言い難いと思います。学力が支える疑問が解決への道筋を立ててくれます。

            【解法①】willを未来と考えるとどうもしっくりこない
            willは未来を表すことが大半ですが、現在の事柄に関しても用いることができます。「これからロンドンに行くだろう」→「今、ロンドンにいるだろう」

            【解法②】by nowを「今までには」とすると、ニュアンスは理解しえても日本語として聞いたことがない
            nowは「今」ですが、「現時点」と言い換えることも出来ます。これと「継続の期限:…までには」を日本語に馴染むようすり合わせ、willの時の幅を現在にまで拡大すれば、「今頃は」との訳に至るかもしれません。

            「トムは、今頃ロンドンに到着しているだろう」と出来るのは、単に英語知識だけではなく、日本語運用能力やそれを支える学力があるからなのです。
            上へ