エキップ英語教室 エキップ英語教室

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塾長 ブログ

一番出現率の高い分詞構文は…

2026/8/23

    分詞構文は、接続詞で結び付けられた2つの文を、接続詞を用いずに、(V)ingでゆる~く接続するものでした。(V)ingが、他方の文を修飾する形になるので、「(V)ingは副詞の働き」をするということになります。
    副詞の位置は、次の3つです。
    〈文頭〉Suddenly, it started to rain.
    〈主語の直後〉I always drink coffee in the morning.
    〈文末〉He speaks English fluently.

    ですから、分詞構文が置かれる位置も同じ3箇所ということになります。
    (1)Opening the door, he welcomed the guests.
    (2)My brother, feeling tired, went to bed early.
    (3)She sat on the sofa, reading a book.

    英語長文の読解中に一番よく出会うのが、(3)文末の分詞構文です。
    「付帯状況(~しながら)」と考えて、「本を読みながら」→「彼女はソファーに座っていた」でもよいのですが、左から右に読み進める英語の語順と「後ろから前に、戻るようにして考える」日本語理解の方向が一致しません。
    (3)文末の分詞構文は、「主文の具体化・補足説明」の役割を果たすので、「彼女はソファーに座った」〈+具体化・補足:本を読んだ〉ということですから、(V)ingの前にandを補う気持ちで、前から訳すのが一番スムースだろうと思います。
    「彼女はソファーに座って、(そして)本を読みました」

    (V)ingと(V)p.p.の分詞構文を再整理

    2026/8/19

      英文でよく出会う(V)ingと(V)p.p.の分詞構文。ここで、もう一度整理してきっちり理解しておきましょう。
      分詞構文は、「接続詞+S'+V'」を簡略化することで生まれます。
      〈接続詞を使った文〉After he said goodbye, he ran away.

      簡略化とは、①「接続詞」を省略し、②「主節と同じ主語」も省略して、③「動詞の時制が主節と同じなら、動詞」を(V)ingで、「時制が主節よりも過去サイドを表しているなら、動詞」をhaving+(V)p.p.の完了形にします。
      受動の形を分詞構文で表すと、Being+(V)p.p.となりますが、「(V)p.p.で、受動の意味は十分伝わる」ので、Beingは省略して、(V)p.p.のみで表現されることになります。
      ((Being)) Written in plain English, this book is easy to read.

      最初の文を①:Afterの省略、②:共通する主語heの省略、③:saidが過去、ranも過去だから、said→Sayingとすれば、分詞構文となります。
      〈分詞構文を使った文〉Saying goodbye, he ran away.

      接続詞を使わず表現するということは、「時・理由」などの接続詞の厳密な意味が外れる訳なので、「~した時」や「~なので」とはせずに、「~して」のように「ゆる~く」訳出するのがよいでしょう。
      「サヨナラ」と言って、彼は走り去った。

      (V)p.p.の2つの働き

      2026/8/16

        英語長文で、(V)ingに出会う機会が多いのと同様に、(V)p.p.にもよく出くわす。
        (V)p.p.には2つの働きがある。

        1. 形容詞…過去分詞「~される」の意味で、①文中でCになる。②名詞を修飾する。
         ①Keep the door locked at night. 〈SVOC文型の補語〉
         ②Be careful of the broken glass. 〈名詞glassを修飾〉

        2. 副詞…分詞構文「~されて」の意味で、他方の文を修飾する。
            Written in plain English, this book is easy to read.
          「平易な英語で書かれていて、この本は読みやすい」

        夏休みに学習した英文の(V)p.p.を、上記の2つに分類して理解・説明できれば、頭の中はすっきり整理された状態だ。
        2.副詞としての(V)p.p.の用法が「分詞構文」。分詞構文と聞くと難しそうだが、(V)p.p.で「ゆる~く、もう一方の文に接続する」働きであるのは、(V)ingを使った分詞構文と同様。(V)p.p.の前にBeing/Having beenが省略され、「受動」意味になっていることに気づければ、相当英語にも慣れてきた証。
        brokenやwrittenは過去分詞を表す固有の形だが、規則変化の動詞は、過去形も過去分詞形も同じ(V)-edの形で表すから、まず文の動詞が把握できた上で、それとは別に(V)-edがあると認識できるかが大切。
        Keep the door locked at night.
        文の動詞はkeepですか、それともlockedですか?

        (V)ingの3つの働き

        2026/8/12

          夏休み、英語長文を読んでいると、何度も(V)ingに出会うだろう。「~して」くらいの意味を当てがって、何となく理解できた気でいないだろうか。(V)ingの働きをきちんと理解することで、一歩優位に立とう。
          (V)ingには3つの働きがある。

          1. 名詞…動名詞「~すること」の意味で、文中でS・C・Oになる。
              Playing basketball is fun. 〈be動詞isの主語〉

          2. 形容詞…現在分詞「~している」の意味で、①文中でCになる。②名詞を修飾する。
           ①She kept me waiting for an hour. 〈SVOC文型の補語〉
           ②Firefighters entered the burning house. 〈名詞houseを修飾〉

          3. 副詞…分詞構文「~して」の意味で、他方の文を修飾する。
              I just stood there, not knowing what to do.
            「何をすればよいかわからなくて、私はそこに立ち尽くした」

          夏休みに学習した英文の(V)ingを、上記の3つに分類して理解・説明できれば、頭の中はすっきり整理された状態だと思う。
          3.副詞としての(V)ingの用法が「分詞構文」だ。分詞構文と聞くと難しそうだが、(V)ingで「ゆる~く、もう一方の文に接続する」働きをすると考えておけば間違いない。
          その事前理解として、英語には修飾語が2つあり、一つは形容詞で、もう一つが副詞。形容詞が名詞を修飾する専門家なのに対し、副詞は「名詞以外のもの」すべてを修飾するマルチ・プレイヤーと、その性質をカテゴリー分けしておくことが大切だ。
          どう?すっきりした?

          inの省略/脱落について

          2026/8/9

            参考書などを参考にして学習している人は、( )によって語が省略される場合がある記述に出会うだろう。例えば、以下のような記述だ。
            I spent hours (in) chatting on the phone.

            省略される/脱落してしまうのは機能語(前置詞)だ。機能語は、特に強調したいような場合を除いて、強くは発音されない(弱形で発音される)。存在はしているのだが、力が抜けて/ɪn/と短くぼそっと発音される。直前のhourは「時間」、直後のchatは「おしゃべりをする」という伝えるべき内容が伴う語なので、両者は強く発音される。するとますますinの影が薄くなる。
            さらに、機能語の脱落には「省力化」という要素も加わる。日本語で、コンビニエンス・ストアがもはや「コンビニ」で完全定着したように、短く言えて意味が変わらないなら、それが自動的に選択されるという言語原則が働くのだ。「inとか、いらなくねぇ?」という気分の全体共有である。
            加えて、inが省略され、spent hours chattingとなると、inのつっかえが取り除かれたことで、リズムがあって発音しやすく、軽快なビート感も出てくると省略は止まらなくなる。 
            さらにさらに、「語形を共通化して、使いやすくしようよ」という、カテゴリー化の誘惑も大きい。
            keep+O+(V)ing:「Oを~させ続ける」
            find+O+(V)ing:「Oが~しているのを見つける」
            などのinを使わない語法グループの基盤が、inを伴った周辺の表現を呼び込んで、inを脱落させて同じ形のグループへ誘ったのだ。

            have difficulty[trouble] (V)ing:「~するのに苦労する」
            waste time (V)ing:「~して時間を無駄にする」
            be busy (V)ing:「~するのに忙しい」
            こうなってしまうと、これらの表現では、「inが省略される場合がある」との認識を、「現代英語では、inは基本的に不要」と改めた方がよさそうだ。

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