エキップ英語教室 エキップ英語教室

大阪府 豊能郡 能勢町 下田尻1060

塾長 ブログ

英語長文で頻繁に表れるもの

2026/8/30

    英語長文で頻繁に表れるものとして、何回か分詞構文について触れてきました。ですが、落ち着いて考えてみると、分詞構文より頻繁に表れるのは、接続詞andのようにも思われます。
    andは等位接続詞で、andの前後にある語(句)と語(句)、あるいは節(S+V)と節(S+V)を、対等の関係で接続します。

    (1) I like apples and oranges.
    (2) I went to the station and he went to the library.

    上のような場合に、andが結びつけるものを誤解することはほぼないと思われますが、andが単に「前後を結びつける」機能だと考えるのは危険です。下の文は、2024年日本被団協に対するノーベル平和賞授与のプレスリリースです。文中のandは何と何を繋いでいるでしょうか。

    "The Norwegian Nobel Committee has decided to award the Nobel Peace Prize for 2024 to the Japanese organisation Nihon Hidankyo.
    This grassroots movement of atomic bomb survivors from Hiroshima and Nagasaki, also known as Hibakusha, is receiving the Peace Prize for its efforts to achieve a world free of nuclear weapons and for demonstrating through witness testimony that nuclear weapons must never be used again."

    鍵は、andの後にある語(前置詞:for)です。前置詞は後ろに名詞相当語を伴いますから、前置詞+動名詞で抜き出して、for domonstratingでもOKです。これと「同じ品詞・同じ形」のものをandの前方に求めると、「前置詞+名詞」のfor its effortsが見つかります。つまり受賞理由は「被団協の幾多の努力」と「…を示していること」の2点であると述べている訳です。決して、nuclear weaponsとfor demonstratingが結びつけられている訳ではありません。
    なお、forは、Thank you for inviting us to the party.の"for"と同じ、「理由」を示す働きです。

    2学期です

    2026/8/26

      多くの学校で2学期の始業を迎えました。
      中高の2・3年生にとっては、入試に向け、あと数ヶ月~半年となりました。
      日々、よい準備をし、自信を持って入試当日を迎えられるようにしましょう。
      よい準備とは、しっかり学習するということです。
      しっかりは、必要なことをきっちり
      きっちりとは定着めざして
      ∴良い準備をする=「必要なことを、定着目指して学習する」

      では、必要なことの見極めは?
      入試は、全ての対象者に取って、初めての経験です。なので、必要なことが予め分かっている受験生はいません。必要なことは、事後的に「必要だったこと」として認識されるのです。
      しかし、この経験を何度も何人分も積み重ねている人もいます。
      それが学校の先生です。そういう経験者に、予断を持たずに、素直なこころで向き合うことです。授業の解説は、生徒が知っていることが8割、知らないことが2割くらいに設定されています。
      知っていることは、実は「知っていると思っていたこと」なのかもしれません。確実に自分のものとしましょう。
      知らないことは、あなたが学習すべきポイントですから、先生が参考書の参照ページなどを板書したら、それを必ず書き取って、帰宅後に自分でもう一度復習することが大切です。自力で参考書をひっくり返してみても、必要なページに辿り着くのにすごく時間がかかってしまうか、苦労の末に辿り着けないかのどちらか。苦労は必至です。
      必要なことは目の前にあるのです。

      一番出現率の高い分詞構文は…

      2026/8/23

        分詞構文は、接続詞で結び付けられた2つの文を、接続詞を用いずに、(V)ingでゆる~く接続するものでした。(V)ingが、他方の文を修飾する形になるので、「(V)ingは副詞の働き」をするということになります。
        副詞の位置は、次の3つです。
        〈文頭〉Suddenly, it started to rain.
        〈主語の直後〉I always drink coffee in the morning.
        〈文末〉He speaks English fluently.

        ですから、分詞構文が置かれる位置も同じ3箇所ということになります。
        (1)Opening the door, he welcomed the guests.
        (2)My brother, feeling tired, went to bed early.
        (3)She sat on the sofa, reading a book.

        英語長文の読解中に一番よく出会うのが、(3)文末の分詞構文です。
        「付帯状況(~しながら)」と考えて、「本を読みながら」→「彼女はソファーに座っていた」でもよいのですが、左から右に読み進める英語の語順と「後ろから前に、戻るようにして考える」日本語理解の方向が一致しません。
        (3)文末の分詞構文は、「主文の具体化・補足説明」の役割を果たすので、「彼女はソファーに座った」〈+具体化・補足:本を読んだ〉ということですから、(V)ingの前にandを補う気持ちで、前から訳すのが一番スムースだろうと思います。
        「彼女はソファーに座って、(そして)本を読みました」

        (V)ingと(V)p.p.の分詞構文を再整理

        2026/8/19

          英文でよく出会う(V)ingと(V)p.p.の分詞構文。ここで、もう一度整理してきっちり理解しておきましょう。
          分詞構文は、「接続詞+S'+V'」を簡略化することで生まれます。
          〈接続詞を使った文〉After he said goodbye, he ran away.

          簡略化とは、①「接続詞」を省略し、②「主節と同じ主語」も省略して、③「動詞の時制が主節と同じなら、動詞」を(V)ingで、「時制が主節よりも過去サイドを表しているなら、動詞」をhaving+(V)p.p.の完了形にします。
          受動の形を分詞構文で表すと、Being+(V)p.p.となりますが、「(V)p.p.で、受動の意味は十分伝わる」ので、Beingは省略して、(V)p.p.のみで表現されることになります。
          ((Being)) Written in plain English, this book is easy to read.

          最初の文を①:Afterの省略、②:共通する主語heの省略、③:saidが過去、ranも過去だから、said→Sayingとすれば、分詞構文となります。
          〈分詞構文を使った文〉Saying goodbye, he ran away.

          接続詞を使わず表現するということは、「時・理由」などの接続詞の厳密な意味が外れる訳なので、「~した時」や「~なので」とはせずに、「~して」のように「ゆる~く」訳出するのがよいでしょう。
          「サヨナラ」と言って、彼は走り去った。

          (V)p.p.の2つの働き

          2026/8/16

            英語長文で、(V)ingに出会う機会が多いのと同様に、(V)p.p.にもよく出くわす。
            (V)p.p.には2つの働きがある。

            1. 形容詞…過去分詞「~される」の意味で、①文中でCになる。②名詞を修飾する。
             ①Keep the door locked at night. 〈SVOC文型の補語〉
             ②Be careful of the broken glass. 〈名詞glassを修飾〉

            2. 副詞…分詞構文「~されて」の意味で、他方の文を修飾する。
                Written in plain English, this book is easy to read.
              「平易な英語で書かれていて、この本は読みやすい」

            夏休みに学習した英文の(V)p.p.を、上記の2つに分類して理解・説明できれば、頭の中はすっきり整理された状態だ。
            2.副詞としての(V)p.p.の用法が「分詞構文」。分詞構文と聞くと難しそうだが、(V)p.p.で「ゆる~く、もう一方の文に接続する」働きであるのは、(V)ingを使った分詞構文と同様。(V)p.p.の前にBeing/Having beenが省略され、「受動」意味になっていることに気づければ、相当英語にも慣れてきた証。
            brokenやwrittenは過去分詞を表す固有の形だが、規則変化の動詞は、過去形も過去分詞形も同じ(V)-edの形で表すから、まず文の動詞が把握できた上で、それとは別に(V)-edがあると認識できるかが大切。
            Keep the door locked at night.
            文の動詞はkeepですか、それともlockedですか?
            上へ